三重県熊野市から紀宝町にかけて広がる、約25キロメートルにも及ぶ日本で一番長い砂礫海岸です。美しい青い松の防風林と色とりどりの小石が織りなす景観は、ときれいな砂利浜が特徴で、「日本の渚百選」「21世紀に残したい日本の自然100選」「白砂青松百選」に選ばれています。
この海岸は熊野川の上流から新宮を経て熊野灘の荒波に磨かれた色とりどりの小石が敷き詰められており、「御浜小石」と呼ばれています。これらの小石は“拾い子さん”によって集められ、アクセサリーなどに利用されています。また、アカウミガメの上陸地としても知られています。
自然環境
七里御浜は吉野熊野国立公園内に位置しており、七里御浜風致探勝林があります。強い潮風から守るために植えられた松林が続いており、1983年に「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれました。
アカウミガメの保護
紀宝町側の井田海岸には、毎年5月1日から9月30日にかけてアカウミガメが産卵のために上陸します。この期間中は、ウミガメの産卵とふ化を保護するため、自動車やバイクなどの海岸への乗り入れが規制されます。
熊野市駅から徒歩で5分