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尾鷲 熊野 観光ガイド

尾鷲・熊野エリアには熊野古道、城山公園、布引の滝などの観光スポット、熊野大花火大会、尾鷲ヤーヤ祭り、きほく燈籠祭などの観光イベント、赤福、いちご大福、あおさなどのご当地グルメがあります。

尾鷲は、日本一降雨量の多い地域として知られており、三重県南部に位置しています。付近には「那智の滝」や、「国道42号線」沿いには、さまざまな観光スポットがあり、車でのドライブでは紅葉時期には、非常に美しい風景を見る事ができます。

熊野灘はリアス式海岸の続く漁業が主で、海産品が最も大きな観光の収入源となっています。郷土料理についても、海産関連品が主な割合を占めています。太平洋の沖合は黒潮の通る良好な漁場ですので、どの海産品も非常に美味しく、グルメの方にはたまらないエリアだと言えるでしょう。

尾鷲はその他にも林業が盛んですが、最近は生産量も減少している一方で、質の見直しがかけられた、新しい製品作りの取り組みが始まっています。

歴史探訪も、「熊野古道」はあまりにも有名で、参拝を目的として利用されていましたが、最近でも昔の面影を探して散策される方が大勢います。この詣でを「蟻の熊野詣」と例えられたのも有名な話です。熊野三山である「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」「熊野那智大社」と呼ばれる三山を参詣する事が熊野詣と言われます。

またこの尾鷲に残る人物物語は多く、日本に稲作を伝えた人物とされる「徐福」や、日宋貿易を推し進めた「後白河法皇」、日本の国の礎を作ったとされる神「イザナミノミコト」、武人として知られた「坂上田村麻呂」など、有名人が数多く排出されている事を知る方は意外に少ないのが事実です。

これらの人物などに関連する観光スポットも多く、熊野古道全体の歴史を伝える「熊野古道センター」や、高さが70mもある御神体の岩がある「花の窟神社」、後白河法皇ゆかりの「楊枝薬師堂」など、さまざまな史跡があります。

グルメは尾鷲名産「本からすみ」や、地元で取れる鮮魚の「一夜干し・ひもの」など、熊野古道を利用する旅人の為に利用された地産品の数々が現在でも土産として取り扱われています。特に「さんま寿司」は珍しく、素材が新鮮でないとできない、他にはないグルメだと言えるでしょう。

尾鷲 熊野のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

鬼ケ城

自然が造りあげた岩の彫刻芸術

鬼ヶ城は、国の名勝・天然記念物に指定された海岸景勝地です。熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が、地震による隆起によって階段上に並び、熊野灘に面して約1.2km続いているのが特徴です。荒波と隆起によって造り出された奇岩奇勝は、まさに自然の彫刻芸術と言えます。 鬼ケ城は、熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が、地震による隆起によって階段状に並び、約1.2kmにわたって続いています。志摩半島から続くリアス式海岸の最南端に位置し、ここから南はなだらかな砂浜の七里御浜へと変わります。 1935年(昭和10年)に国の天然記念物に指定され、1958年(昭和33年)には獅子巌が追加されて「熊野の鬼ケ...»

七里御浜

日本で一番長い砂礫海岸

三重県熊野市から紀宝町にかけて広がる、約25キロメートルにも及ぶ日本で一番長い砂礫海岸です。美しい青い松の防風林と色とりどりの小石が織りなす景観は、ときれいな砂利浜が特徴で、「日本の渚百選」「21世紀に残したい日本の自然100選」「白砂青松百選」に選ばれています。 この海岸は熊野川の上流から新宮を経て熊野灘の荒波に磨かれた色とりどりの小石が敷き詰められており、「御浜小石」と呼ばれています。これらの小石は“拾い子さん”によって集められ、アクセサリーなどに利用されています。また、アカウミガメの上陸地としても知られています。 自然環境七里御浜は吉野熊野国立公園内に位置しており、七里御浜風致探勝林...»

馬越峠

紀北町と尾鷲市の境をなす峠。熊野古道の中でも最も美しい石畳が残っている。三重県の「母と子の自然と歴史の散歩道」に指定されている。 尾鷲桧の美林に,約2キロにわたって苔むした石畳道が続く。 【起終点・経路】尾鷲市・尾鷲駅~相賀駅~馬越公園,旧熊野街道 / 【延長】7.1km...»

紀宝町ウミガメ公園

全国で唯一!ウミガメの水族館がある道の駅

ウミガメが産卵にやって来る紀宝町。「ウミガメふれあいパーク」ではウミガメを飼育展示しており、本物のウミガメが泳ぐ姿をプールの上からも水中窓からも観察することができます。 さらに、熊野灘を泳ぐ海水魚の水槽や、海辺の生き物に触れられるタッチングプールも人気です。また、実際にウミガメに触れ合えるイベントも開催されており、入場は無料です。 物産販売コーナーでは地元で採れた農産物などが数多く販売されています。軽食コーナーでは地元の食材を使ったお食事を手ごろな値段で楽しめ、美しい熊野灘を眺めながら過ごすことができます。...»

楯ヶ崎

巨大な柱状節理の大絶壁

海岸にそそり立つ柱状節理の大絶壁で、熊野灘のおしよせる荒波とともに壮絶な景観を見せている景勝地です。この地は、神武天皇が上陸した場所とも伝えられています。 楯ヶ崎は、熊野市の二木島湾の北側に位置し、高さ約80m、周囲約550mの岩塊です。玄武岩を主体とし、柱状節理が発達しています。『紀伊続風土記』によると、熊野灘に楯を並べたように見えることからこの名がついたとされています。 ハイキングと観光 ハイキングコースとしても最適で、楯ヶ崎園地には遊歩道が整備されています。遊歩道の入り口は国道311号にあり、そこから楯ヶ崎までは片道40分の道のりです。途中には、二木島祭(11月3日)の舞台でもある...»

サンマ寿司(和歌山県)

柑橘系の風味がついた酢の香りが食欲を誘う

熊野灘の荒潮でもまれて身が引き締まった脂の少ないサンマを丸々1匹使って作る和歌山県の郷土料理。新鮮なサンマの内臓と脊椎をとりのぞき、塩をふって1日置いたのち、ダイダイやゆずといった柑橘系の風味をつけた酢に漬ける。サンマが漬け終わったら、酢飯を巻いて形を整え、そのまま一晩置き、味を馴染ませてから食べる。”サンマ寿司”は酢の香りは強いが、柑橘系の風味が加わることによって、さっぱりとした味わいが心地よい。家庭によっては、サンマの腹にご飯をつめて数ヶ月発酵させ、なれ寿司にすることもあるようだ。...»

きじ鍋

栄養豊富なバランス健康食材!あっさりした味わいは鍋が最適!

およそ1haの野外牧飼場で飼育されたキジを素材にしたキジ鍋は紀和町の自慢料理。脂身が少なく、あっさりした味が好評。特に冬場の鍋は絶妙で、昆布と鰹節のだし汁にキジ肉、白菜、ねぎ、にんじんなどの野菜を入れると、キジ肉の適度な柔らかさと風味がまた別格の味を引き出す。キジ肉は、鶏肉と栄養価を比較しても、蛋白質が多く脂肪分が少ない。カロリーも半分ほどだが、ミネラル(特にリン・カリウム)・アミノ酸を多く含んでいる。野菜や穀物類といっしょに食べると、一層バランスよい健康食材になる。...»

サンマ寿司(三重県)

やせて脂の少ないサンマを使った、東紀州に伝わる味

東紀州で伝統的に楽しまれている「さんま寿司」は、脂が少ないサンマを使用しています。サンマは頭を落とし、内臓を取り除いてから三枚におろし、塩を振り、ゆずの輪切りが入った酢に漬け込みます。漬ける時間は約40分で、適度な漬け加減がポイントです。その後、一昼夜寝かせたものをシャリとともに巻き、からしを添えて完成です。ほど良い酸味とサンマの旨みが口の中に広がり、さっぱりとした後味が特徴で、箸が進む一品です。 主な伝承地域:東紀州食文化圏主な使用食材:サンマ、米...»

まんぼう料理

あっさりとした味わいと食感。様々な料理で珍味な味を楽しむ

マンボウは東紀州ではポピュラーな食用魚。身は煮物にしたり、ぽん酢・紅葉おろしなどを合わせる刺身にしたりと様々。さっと湯に通した身は酢味噌と和えて食すと、あっさりとした味わいになる。ハッキリした食感も楽しい。中でも肝は珍味で、酒蒸し、肝あえなどの料理方法があり、カラシ酢味噌やキムチと和えた腸はこりこりとした歯ざわりがよく、一度は経験してみたい味。また、普通は捨ててしまうというマンボウの透明なゼラチンも珍味である。...»

さんまの丸干し

余計な脂の落ちたさんまを、丸ごと干した味わい深い冬の味覚

尾鷲の干物と言えば、尾鷲港で水揚げされる脂が抜けた新鮮な「さんまの丸干し」。さんま漁は、約300年前の江戸時代に、三重県南部の熊野灘で刺網漁が開発され、全国に広がったのが発祥と言われている。この地で獲れるさんまは、北から南下してきているため、脂が落ちていることが特徴。少し強めに塩を効かせ、頭も内臓も取らずに丸ごと天日でふっくらやわらかく干す、まさに熊野の冬の味覚。余計な脂のない、あっさりしてヘルシーなさんまが意外な一面を垣間見せる。...»

熊野地鶏

熱を加えても絶妙な歯応えが楽しめる、黒潮育ちのブランド地鶏

江戸時代から闘鶏用のほか食用としても珍重されてきた、三重県原産の中型のしゃも“八木戸(やきど)”と、三重県の銘柄鶏“伊勢赤どり”に、日本三大地鶏の“名古屋コーチン”をかけあわせてうまれた“熊野地鶏”。名古屋コーチンのような赤みを帯びたピンク色の肉色で、弾力性に富んだ歯応えとさわやかな風味を持つ。胸肉やささみにも十分な旨みがあり、熱を加えても肉が硬くなり過ぎずジューシーな味わい。飼育期間は一般ブロイラーのおよそ2倍にもなる約100日間。広々とした鶏舎で平飼いされており、健康的に育てられている。...»

熊野灘(尾鷲) カツオ

伝統の「ケンケン漁」も復活!黒潮にのってやってくる春秋の美味

黒潮が流れる熊野灘は、回遊魚であるカツオの水揚げが盛んに行われており、5~6月頃には北上する“初カツオ”を、8~10月には産卵のため南下する“戻りカツオ”を求めるカツオ漁船で賑わう。熊野灘の荒波にもまれたカツオは、身が引き締まっているのが特長。近年では、明治時代にハワイから伝わったという「ケンケン漁」も復活。擬似餌を使って、一匹ずつ丁寧に釣り上げるこの漁法は、カツオを傷つけることなく、釣り上げてすぐに活け締めにできるので、高い鮮度と品質を維持できるといわれ、市場で高額取引がされている。 旬    3月 4月 5月 6月 7月 9月 10月...»

南紀みかん

爽やかな香りと濃厚な味わい。20種類以上の品種を楽しむ

年中みかんのとれる御浜町は、気候が温暖で20種類以上のみかんが栽培されている。大玉でさわやかな中晩柑の甘夏(2~5月)、ビニールハウスで育つまさに温室育ちの濃厚な味わい、温州みかん(6~9月)、こたつで楽しむみかんといえば高糖系温州(12~1月)、など年間を通して旬のものが味わえる。また、1年中とれる伊予柑や様々な交配種(清見、不知火、カラ、サマーフレッシュ、等)も、シーズンには国道42号沿いの販売所で購入することができる。...»

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