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多度大社

(たどたいしゃ)

伊勢神宮と深い関係を持つ古社

多度大社は、多度山麓に位置し、北伊勢大神宮とも呼ばれています。創建は5世紀後半、雄略天皇の御代に遡ります。神様が鎮座する山「神体山」として崇められ、多度山の神聖な歴史を持っています。古くから信仰を集めてきた歴史ある神社で、伊勢神宮と深い関係を持っています。

白馬が幸せを運んでくるという「白馬伝説」があり、多くの人が訪れます。5月4日・5日に行われる「上げ馬神事」は、少年騎手が2メートル余りの絶壁を駆け上がり、上がった頭数でその年の農作物の豊凶や景気の良し悪しを占うという天下の奇祭です。

歴史

多度大社の歴史は古く、雄略天皇の御代に社殿が建てられたとされています。本宮には「天津彦根命」、別宮には「天目一箇命」を祀っています。これらの神々は伊勢の神宮のご祭神である「天照大御神」の御子神、孫神にあたり、北伊勢大神宮・多度大神宮とも呼ばれ、「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片まいり」と詠われるほど、伊勢神宮との深い関係があります。

社伝によれば、創建は雄略天皇の時代とされ、古代には社殿背後の多度山を神体山としていました。763年(天平宝字7年)には僧・万願によって神宮寺が創建され、863年(貞観3年)には神階が正二位に累進しました。延喜式神名帳では名神大社に列し、伊勢国二宮として崇敬されました。平安時代後期には伊勢平氏により軍神として信仰されました。

中世には国司・北畠氏の保護を受けていましたが、1571年(元亀2年)に織田信長の命を受けた大垣城主・氏家卜全により本宮や神宮寺が焼失しました。その後、1605年(慶長10年)に桑名藩主・本多忠勝により再建されました。

御祈願と参拝

多度大社は家内安全、商売繁盛、産業発展、交通安全、厄除け、初宮、安産祈願、雨乞いなど様々な御祈願のために多くの参拝者が訪れます。

上げ馬神事

毎年5月4日・5日に行われる上げ馬神事は、天下の奇祭として有名です。少年騎手が2メートル余りの絶壁を駆け上がり、その頭数で農作物の豊凶や景気を占います。南北朝時代から続くこの神事は、馬を奉納する行事として発展しました。

白馬伝説

白馬が幸せを運んでくるという「白馬伝説」もあり、一年の幸せを願う参拝者も多く訪れます。

Information

名称
多度大社
(たどたいしゃ)
リンク
公式サイト
住所
三重県桑名市多度1681
電話番号
0594-48-2037
営業時間

9:00~17:00
参拝は終日可能

定休日

年中無休

料金

参拝無料

駐車場

無料

アクセス

多度駅から徒歩で20分

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