東海道五十三次で伊勢への玄関口として栄えた宿場町、桑名。「安永餅」はこの宿場町の名物として、参拝客や大名などに広く親しまれていた。当時はそのカタチから「牛の舌もち」とも称されていたと言う。上品な甘さの餡を柔らかな餅で包み、平たく伸ばしてほんのり焼き目をつけた生菓子。着色料や添加物は一切使わずに作られているため、常温では2日程度の日持ちとなる。お餅が固くなったら、軽くフライパンなどであぶっても美味しくいただける。
東海道五十三次随一の宿場として栄えた桑名宿・安永の地で安永屋として創業した「永餅屋老舗(ながもちや ろうほ)」、江戸時代からの1本ずつ手作りしている老舗和菓子店「安永餅本舗 柏屋(やすながもち ほんぽ かしわや)」にて味わえる。