三重県のおすすめご当地情報をご紹介。三重県には薬師寺、熊野古道、鳥羽水族館などの観光スポット、お七夜、上野天神祭、熊野大花火大会などの観光イベント、赤福、いちご大福、伊勢うどんなどのご当地グルメがあります。
三重県は紀伊半島の東にある県で、農業・漁業が盛んな土地です。三重県は北勢、伊賀、中勢、南勢、東紀州の5つの地域に分けられて、伊勢神宮があったり、忍者の里があることで知られています。
江戸時代の観光旅行としてお伊勢参りという伊勢神宮への集団参詣が流行したことから伊勢神宮は大変な賑わいを見せ、それは現在においても変わっていません。
三重県は伊勢神宮だけでなく、世界遺産に登録された熊野古道があったり、鈴鹿サーキットなどのテーマパークや観光地が多くあります。
熊野古道は熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社にある3つの熊野三山の参詣道のことで、舗装には古い石畳が残っています。山と谷に覆われた参詣道はまるで別の世界にいるような気分にさせくれる道で、紀伊山地の霊場の雰囲気を感じることができます。
三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットはいわずと知れた有名なレース場で、本田技研工業によって建設されました。鈴鹿サーキットではF1日本グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレースなど国際的に有名なレースが行われ、周辺には遊園地やホテルなどもあって一帯はレジャーエリアにもなっています。
三重県にはそのほかにも国内2番目の敷地面積を誇る大型テーマパークのナガシマスパーランドや植物園のなばなの里など様々なテーマパークがあり、観光地としても栄えています。
三重県の楽しみは遊んだり、歴史を肌で感じたりするだけではありません。三重観光はお腹も満足させてくれます。三重県の代表的な物産といえば伊勢海老でしょう。伊勢志摩は伊勢海老の本場です。
「その手は桑名の焼きハマグリ」といわれるように桑名のハマグリも有名で3月~6月は旬の時期です。遠州灘や伊勢湾、熊野灘の天然トラフグも有名です。
三重県は豊かな水産物ばかりではなく、有名な松坂牛の生産地としても有名です。松坂牛は品種の名前ではなく三重県松阪市で育てられた黒毛和種の牛のことで、高級牛肉の代名詞にもなっています。
旅の締めくくりはお土産でしょう。三重県には伊賀焼や伊賀くみひも、伊勢型紙、真珠といった有名な工芸品や民芸品もあり、つい散財してしまうようなものが揃っています。
ナガシマスパーランドは、西日本有数の絶叫マシンが揃う遊園地として、その名を広く知られています。「東の富士急、西のナガシマ」と称されるように、特に絶叫系アトラクションの豊富さで有名です。2023年1月現在、園内には12種類のローラーコースターがあり、その数は日本一です。地元の東海地方だけでなく、関西地方からも多くの来園者が訪れ、季節を問わず賑わいを見せています。夏には「ジャンボ海水プール」もオープンし、さらなる魅力を提供しています。 隣接施設 ナガシマスパーランドには、リゾート施設が充実しており、訪れる人々に多彩な楽しみを提供しています。大型温泉施設の「湯あみの島」や、上質な宿泊施設である「...»
約4kmに渡って続く渓谷。滝をつなぐ回遊路は遊歩道となっており、雄大な自然の中、多彩な滝を巡りながらの散策が楽しめます。また、透明で清んだ水は平成の名水百選にも選ばれ、特別天然記念物のオオサンショウウオの生息地でもあります。【規模】延長4.2km...»
境内には有名な夫婦岩(めおといわ)があり、年間265万人を超える参拝者が訪れる、三重県内で伊勢神宮に次ぐ人気の神社です。 この神社は、猿田彦大神と宇迦御魂大神(ここでは神宮外宮の豊受大神の別名とされる)を祀っています。江戸時代に地震により海中に沈んでいる、夫婦岩の沖合約700メートルの霊石である興玉神石を拝みます。...»
伊勢神宮 内宮は、天照大御神を主祭神とし、ご神体として三種の神器の一つである八咫の鏡が祀られています。内宮は、五十鈴川のほとり、神路山のふもとに位置し、うっそうと茂る樹林に囲まれた神秘的な場所です。 参道には玉砂利が敷き詰められており、神聖な雰囲気が漂っています。また、20年に一度行われる式年遷宮の伝統は、1,300年以上にわたって続けられています。 皇大神宮 皇大神宮は、三重県伊勢市にある神社で、伊勢神宮の2つの正宮のうちの1つです。一般には「内宮」と呼ばれ、式内社(大社)に指定されています。豊受大神宮(外宮)とともに伊勢信仰の中心として重要な役割を果たしており、日本全国の神社で授与さ...»
自然とふれあいながら農業や手づくりソーセージ体験を楽しめる施設です。飲食施設や公園の整備が整っており、宿泊施設や温泉施設も併設されています。ミニブタショーなども催され、一日中楽しめる農場公園となっています。 自然・農業・手づくりをテーマにしたエコロジーファームで、養豚からハム・ウィンナーづくり、大麦の生産から地ビールづくり、米の生産から和菓子づくり、小麦の生産からパン・パスタ・焼き菓子づくりと、手づくりの行程を各工房で見学でき、教室では手づくり体験ができます。ここでしか味わえないオリジナルの地ビールやソーセージも楽しむことができます。...»
スペインをテーマにしたテーマパーク。ユニークなアトラクション、特色あるレストランやショップなどを通してスペインの魅力を心ゆくまで体験。シウダード(都市のスペイン)、ティエラ(大地のスペイン)、マール(海のスペイン)、フィエスタ(祝祭のスペイン)の4つの個性的なエリアを巡って、スペインならではのとびっきり陽気で愉快な魅力をお楽しみ下さい。...»
おはらい町真ん中にあり、明治時代の伊勢の様子が再現されている観光スポット。おかげ横丁の名前の由来は伊勢名物「赤福」が創業の地で約300年商いを続けてこられたことに対する感謝の思いと江戸末期から明示初期に流行した「おかげ参り」にちなんでつけられた。 おかげ横丁の概要 おかげ横丁は、三重県伊勢市に位置する歴史ある観光地です。伊勢神宮の内宮(ないくう)に隣接しており、伊勢の伝統的な町並みと文化を体験できる場所として、多くの観光客に愛されています。江戸時代の街並みを再現したこのエリアでは、古き良き日本の風情が楽しめるとともに、様々な地元グルメやお土産が揃っています。 歴史と背景 おかげ横丁は、...»
鳥羽水族館は、三重県鳥羽市に位置する日本屈指の規模を誇る水族館です。全長約240メートル、通路全長約1.5キロメートルという室内型水族館としては非常に広大な施設であり、生息環境に合わせた12のゾーンに分かれ、約1,200種類もの生き物を展示しています。 アシカのパフォーマンスショーをはじめ、伝説の人魚として知られるジュゴンやラッコ、スナメリ、バイカルアザラシ、イロワケイルカ、アフリカマナティーなどの珍しい動物も多数飼育されています。 鳥羽水族館の概要 鳥羽水族館は、1955年(昭和30年)5月15日に、当時の丸幸水産が日本で26番目の水族館として開設しました。当初は200坪の池を4つに区...»
近畿の秘境とも呼ばれ、黒部峡谷、清津峡とともに日本三大峡谷のひとつ、日本の秘境百選の一つにあげられている。 山全体が特別天然記念物に指定されている吉野熊野国立公園の大台ケ原山の登山口でもある。 日本の滝百選である七ツ釜滝を筆頭に、手付かずの原生林と数多くの滝、渓谷の巨巌で、多雨地帯が織り成す景勝地。 エメラルドグリーンの沢と、雄大な数百もの滝を眺めながら歩く日本屈指の峡谷コース。 渓谷の激流・絶壁が続き、スリリングなつり橋も多数ある全長約14キロ、標高差1200m、美しい道の大杉谷登山道が整備されている。 シシ淵は、そびえる岩とその間から望む滝のコントラストがすばらしい至極の絶景。 ...»
伊勢志摩国立公園に位置する横山展望台は、英虞湾の美しい景色を一望できる絶好のスポットです。標高203mの山頂からは、大小60以上の島々が織りなすリアス式海岸の壮大な景色を眺めることができます。 山頂には、カフェや休憩スペースを備えた「横山天空カフェテラス」や、バリアフリー設計の木製デッキ「木漏れ日テラス」など、様々な施設があります。車椅子の方でも安心して楽しめるスロープやバリアフリートイレも完備されています。 山頂までの遊歩道は、整備されていて歩きやすいので、ハイキングにもおすすめです。遊歩道沿いには、カシなどの常緑樹が生い茂り、季節折々の自然を楽しむことができます。 ...»
地中海の街並みを再現したリゾート施設で、広大な約33,000平方メートル(東京ドーム2個分)の敷地に広がっています。 再現されたのはスペインのアンダルシア地方やカスティーリャ地方、イタリアのサルデーニャ島の町並みです。 さらにギリシャのミコノス島やスペインのメノルカ島をイメージしたミコノルカゾーンや、アルハンブラ宮殿のハマムをイメージしたアルハンブラゾーンなどが追加されています。 「地中海の街並に泊まる」というコンセプトのもと、体験型・滞在型のリゾートホテルで、デザインはスペイン人建築デザイナーのルイス・コルベーラが監修しました。 志摩地中海村では家族連れやカップル、若い女性に人気があ...»
衣食住、産業を守護する豊受大御神を祭神とする。高倉山麓の広大な神苑には杉の大木があり、参道には鶏も群れ遊ぶ。478年に創建。 まがたま池では6月、花菖蒲が美しい。まがたま池池畔には、式年遷宮記念せんぐう館がある。...»
豊かな自然とさまざまな施設がある広大な花のテーマパーク。大温室「アンデスの花園・ベゴニアガーデン」では一年中花々が咲く。「里の湯」では広々とした庭園と露天風呂があり、「長島ビール園」では地ビールが味わえる。 なばなの里の概要 なばなの里は、三重県桑名市に位置する広大な花のテーマパークです。1998年に開園され、その後、四季折々の花々やイルミネーションイベントが楽しめることで、多くの観光客に人気があります。園内には多彩な庭園が広がり、自然とのふれあいを楽しむことができます。 園内の施設と庭園 なばなの里は、約17ヘクタールの広大な敷地に、多彩な庭園と施設を配置しています。園内には、四季折...»
原寸大の安土城を中心に、時代情緒あふれる街並みが広がるテーマパークです。ここでは、忍者や花魁などが登場する時代劇・忍者アクショーを楽しむことができます。 さらに、からくり迷路や忍者屋敷などの体験館、温泉など魅力的な施設が充実していて、大人も子供もみんなで楽しめます。 戦国時代にタイムスリップしたような非日常体験 安土城は、絢爛豪華な造りで知られていますが、ここではその安土城を原寸大で再現。当時の町並みも広がり、歴史や文化を体験できる素晴らしい場所です。 足を踏み入れると、まるで戦国時代にタイムスリップしたかのような非日常体験が待っています。 目に飛び込んでくる絢爛豪華な城は、織田信長...»
伊勢平野を見おろす鈴鹿山渓の入道ヶ岳の麓に古くから鎮座する、開運みちびきの神様として知られる猿田彦大神を祀る神社です。 境内は木々に囲まれた厳かな雰囲気で、松下電器の創業者・松下幸之助が寄進した茶室「鈴松庵」があり、広く一般に開放されています。 猿田彦大神の総本宮であり猿田彦大本宮とも呼ばれ、伊勢国の一宮にもなっています。三重県では伊勢神宮・二見興玉神社に次いで3番目に参拝者が多く、全国から参拝者が訪れる有名な神社です。 歴史椿大神社の創建は、垂仁天皇27年に遡ります。倭姫命の神託により、猿田彦大神の墳墓近くに「道別大神の社」として建てられました。初めて史料に登場するのは天平20年(74...»
上野公園(伊賀上野城)内にある博物館で、忍者の実像を紹介しています。忍者屋敷、忍術体験館、忍者伝承館の3つの施設を通じて、忍者に関するさまざまな体験ができます。 忍者屋敷 江戸時代末期の土豪屋敷を移築した忍者屋敷では、忍者たちが実際に使用していた様々な仕掛けを体験することができます。くノ一が案内役となって、からくり扉や隠し階段など、カラクリを実演しながら忍者屋敷の秘密を余すことなく教えてくれます。 忍術体験館 忍術体験館には、手裏剣や吹き矢などの忍具をはじめ、忍者の衣装や生活用品など、貴重な資料が展示されています。実際に手裏剣を投げてみたり、忍者の衣装を着て記念撮影をしたりすることもで...»
動物たちとの距離が"ゼロ"で楽しめる水族館です。セイウチやゴマフアザラシ、カワウソ、タツノオトシゴなど、さまざまな海の生き物と間近でふれあうことができます。イベントも豊富で、たっぷり遊んで学んで体験できる施設です。 伊勢シーパラダイス(略称:シーパラ)は、名勝二見浦に隣接している水族館で、館内ではゴマフアザラシやアシカ、セイウチなどの鰭脚類を中心に、多くの海獣と魚類が飼育・展示されています。 1990年代からはミナミゾウアザラシ(2013年前半まで)やセイウチが観客のいる広場で持ち芸を披露し、記念撮影ができるショーが行われています。これにより、水族館としては珍しく、動物たちとの距離が非常に...»
鬼ヶ城は、国の名勝・天然記念物に指定された海岸景勝地です。熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が、地震による隆起によって階段上に並び、熊野灘に面して約1.2km続いているのが特徴です。荒波と隆起によって造り出された奇岩奇勝は、まさに自然の彫刻芸術と言えます。 鬼ケ城は、熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が、地震による隆起によって階段状に並び、約1.2kmにわたって続いています。志摩半島から続くリアス式海岸の最南端に位置し、ここから南はなだらかな砂浜の七里御浜へと変わります。 1935年(昭和10年)に国の天然記念物に指定され、1958年(昭和33年)には獅子巌が追加されて「熊野の鬼ケ...»
壮大な伊勢湾や伊勢志摩の全景をはじめ、晴れた日には富士山まで一望できます。特に伊勢湾の雄大な景色は感動的です。 さらに、四季折々の花木を楽しめる遊歩道や、ゆったりとした気分で眺められる展望足湯、そして広々とした850平方メートルの芝生広場など、まさに「パノラマスクエア」です。...»
専修寺は1465年に創建された寺院で、御影堂は県内最大の木造建造物です。国宝や重要文化財など、建築物の多くが文化財となっていて、歴史的な重要性を持っています。 山号は高田山。「証拠の如来」と呼ばれる阿弥陀如来を本尊としており、本山専修寺と一身田専修寺の名でも親しまれています。 御影堂と阿弥陀堂は国宝に指定されています。 専修寺の歴史は古く、伊勢国の門徒たちの要望に応える形で、本寺専修寺(栃木県真岡市高田 創建1225年)の第10世真慧が文明年間(1469年 - 1487年)に無量寿院として創建しました。 その後、1478年には朝廷からの尊崇を受け、「皇室の御祈願所とする」という勅許を得...»
大自然に囲まれた敷地面積約49,000㎡の広大な地に、源泉100%掛け流しの片岡温泉・宿泊棟・離れ宿の『癒し』と、スイーツと日本トップシェフたちの『食』が集結した複合温泉リゾート施設。 片岡温泉は、加水・加温・循環一切無しの源泉を100%かけ流している天然温泉です。 地下1200mより毎分780リットルものを源泉を湯口で丁度42℃前後になるようにかけ流しています。贅沢にシャワーにも利用しています。 ヌメリのある柔らかな湯のアルカリ性単純温泉で、かすかに硫黄の香りが漂います。 露天風呂の湯船からはライトアップされた竹林を眺め和の情緒を感じながら入浴できます。 敷地内にはいちごハウスや野...»
朝熊山の山頂付近にある伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥之院ともいわれた寺院。 創建は6世紀半ばに欽明天皇が僧である暁台に命じ明星堂を建立したといわれ、平安時代の825年に空海が真言密教道場として復興させたと伝えられている。 室町時代には神仏習合により、伊勢神宮の丑寅(北東)に位置することから「伊勢神宮の鬼門を守る寺」として伊勢信仰と結びつき、「伊勢へ参らば朝熊を駆けよ、朝熊駆けねば片参り」とされ、伊勢・志摩最大の寺となった。 江戸時代に徳川幕府の援助もあり、1609年には姫路城主で豊臣秀吉の七将の一人、池田輝政公が火災で失われた本堂の摩尼殿(まにでん)を再建した。 本堂は七間六間...»
三重県熊野市から紀宝町にかけて広がる、約25キロメートルにも及ぶ日本で一番長い砂礫海岸です。美しい青い松の防風林と色とりどりの小石が織りなす景観は、ときれいな砂利浜が特徴で、「日本の渚百選」「21世紀に残したい日本の自然100選」「白砂青松百選」に選ばれています。 この海岸は熊野川の上流から新宮を経て熊野灘の荒波に磨かれた色とりどりの小石が敷き詰められており、「御浜小石」と呼ばれています。これらの小石は“拾い子さん”によって集められ、アクセサリーなどに利用されています。また、アカウミガメの上陸地としても知られています。 自然環境七里御浜は吉野熊野国立公園内に位置しており、七里御浜風致探勝林...»
標高約184mの丘に建つ平山城で、周囲には服部川、柘植川、久米川、木津川が流れ、自然の要害に囲まれています。白鳳城や上野城とも呼ばれます。 上野城は三つの時代の天守閣が築かれました。 1. 筒井定次の城 天正13年(1585年)、筒井定次によって築かれたのが最初の伊賀上野城です。平楽寺・薬師寺のあった台地に三層の天守閣が建てられ、城下町は北側に形成されました。しかし、慶長13年(1608年)に筒井定次は改易となり、天守閣も寛永10年(1633年)頃に倒壊したと推定されています。 2. 藤堂高虎の城 慶長13年(1608年)、藤堂高虎は徳川家康の命により伊賀上野城に入城しました。高虎は...»
紀北町と尾鷲市の境をなす峠。熊野古道の中でも最も美しい石畳が残っている。三重県の「母と子の自然と歴史の散歩道」に指定されている。 尾鷲桧の美林に,約2キロにわたって苔むした石畳道が続く。 【起終点・経路】尾鷲市・尾鷲駅~相賀駅~馬越公園,旧熊野街道 / 【延長】7.1km...»
多度大社は、多度山麓に位置し、北伊勢大神宮とも呼ばれています。創建は5世紀後半、雄略天皇の御代に遡ります。神様が鎮座する山「神体山」として崇められ、多度山の神聖な歴史を持っています。古くから信仰を集めてきた歴史ある神社で、伊勢神宮と深い関係を持っています。 白馬が幸せを運んでくるという「白馬伝説」があり、多くの人が訪れます。5月4日・5日に行われる「上げ馬神事」は、少年騎手が2メートル余りの絶壁を駆け上がり、上がった頭数でその年の農作物の豊凶や景気の良し悪しを占うという天下の奇祭です。...»
六華苑は、旧2代目諸戸清六邸(東諸戸邸)の総称です。イギリス人建築家のジョサイア・コンドルの設計による木造2階建てで4階建ての塔屋を持つ洋館と和風建築、池泉回遊式庭園が特徴です。 明治・大正期を代表する貴重な建物として国の重要文化財に指定され、庭園は国の名勝に指定されています。総面積は18,000平方メートル余りで、揖斐・長良川を望む広大な敷地にあり、創建時の姿をほぼそのままに留めている貴重な遺構です。 六華苑のロビーでは、桑名の老舗和菓子屋「花乃舎」製の季節の干菓子を添えた抹茶を楽しむことができます。また、桑名を代表するお土産を取り揃えたお土産コーナーもあります。隣接するレストラン「Ro...»
何でも願いが叶うと訪れた人の間で評判になっています。本尊の「純金開運寶珠大観世音菩薩」は純金で出来ており、その神々しさは圧巻です。 開運招福の観音さまとして知られ、あらゆる人々の金運財運と幸多い人生を願っています。 観音さまは高さが33メートルもあり、世界一を誇っています。 また周囲を取り囲む観音さまが全部で108体あり、人間の煩悩と同じ数になっています。 お寺には数多くの霊場が併設されており、幸せに恵まれるようにと多くの観光客が参拝しています。...»
おはらい町は、伊勢神宮の内宮前に位置する伝統的な町並みを残す地域であり、三重県伊勢市の代表的な観光地です。この町は、伊勢参宮街道沿いに広がり、石畳の道と古い木造建築が特徴的です。訪れる観光客は、歴史的な風情を感じながら散策を楽しむことができます。 おはらい町の町並み おはらい町は、宇治橋のたもとから北へ向かう約800メートルの旧参宮街道沿いに広がっています。両側には古い民家が並び、特に「妻入(つまいり)」の木造建築が目立ちます。この建物様式は、神宮社殿が「平入(ひらいり)」であることに由来し、同じ平入にするのは恐れ多いとの考えから、地元では妻入が選ばれたと伝えられています。 また、町には...»
寶珠山大観音寺の境内に、パリのルーブル美術館の作品が完全に復刻された唯一無二のレプリカが展示されている美術館があります。 館内で鑑賞できるルーブル美術館の複製品は、パリ・ルーブル美術館の美術部の熟練した技術陣が手掛けた復刻作品です。 サモトラケのニケやミロのヴィーナス、ツタンカーメンのマスクなど、世界的に有名な彫刻作品を日本で体験できるのです。そして嬉しいことに、館内での作品撮影も許可されています。 さらに、常設展示作品にはルーブル美術館だけでなく、大英博物館やメトロポリタン美術館など、欧米の名だたる美術館の作品も含まれています。 建物は国立新美術館など設計した日本を代表する建築家の黒...»
伊勢神宮内宮の近く、五十鈴川の上流に鎮座している神社です。祭神として猿田彦大神とその子孫である大田命を祀っています。猿田彦神はニニギの先導をしたことから、みちひらき・交通安全・方位除けの神社として信仰されています。...»
鈴鹿サーキットは、三重県鈴鹿市の丘陵地帯に位置する、乗り物を中心とした大型レジャーランドです。国際的なレーシングコースでは、F1日本グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレースなどが定期的に開催されています。 また、「ゆうえんちモートピア」には、30種類以上のオリジナルな乗り物が揃い、観光客に大変人気があります。さらに、キャンプ場も「ファミリーキャンプ」としてリニューアルされ、初めてのキャンプでも安心して楽しめます。 その他、夏季限定のプール「アクア・アドベンチャー」、ボウリング場「サーキットボウル」、天然温泉「クア・ガーデン」、そして「サーキットホテル」といった施設もあり、幅広い世代の人々が楽...»
日本の真珠産業を築いた御木本幸吉が世界で始めて真珠養殖に成功した島にある観光施設。島内には真珠ができる仕組みや美術工芸品を展示した「真珠博物館」、ショップやレストランが入った「パールプラザ」などの施設、さらに海底に潜る海女の実演を見ることができる。...»
名張藤堂家邸跡は、江戸時代の藤堂氏の城下町として栄えた名張にあります。寛永13年(1636年)に藤堂高吉によって築かれました。高吉は津藩藤堂家の一門であり、名張に11代にわたって居を構えました。 現在の屋敷は、宝永7年(1710年)の名張大火で焼失した後に再建されたものです。現存する建物は「中奥」「祝間」「圍」など、私的な生活を送る建物の一部です。 現存する数少ない上級武家屋敷として、往時の栄華を偲ばせる貴重な文化遺産で、当時の暮らしぶりを垣間見ることができます。...»
ウミガメが産卵にやって来る紀宝町。「ウミガメふれあいパーク」ではウミガメを飼育展示しており、本物のウミガメが泳ぐ姿をプールの上からも水中窓からも観察することができます。 さらに、熊野灘を泳ぐ海水魚の水槽や、海辺の生き物に触れられるタッチングプールも人気です。また、実際にウミガメに触れ合えるイベントも開催されており、入場は無料です。 物産販売コーナーでは地元で採れた農産物などが数多く販売されています。軽食コーナーでは地元の食材を使ったお食事を手ごろな値段で楽しめ、美しい熊野灘を眺めながら過ごすことができます。...»
海岸にそそり立つ柱状節理の大絶壁で、熊野灘のおしよせる荒波とともに壮絶な景観を見せている景勝地です。この地は、神武天皇が上陸した場所とも伝えられています。 楯ヶ崎は、熊野市の二木島湾の北側に位置し、高さ約80m、周囲約550mの岩塊です。玄武岩を主体とし、柱状節理が発達しています。『紀伊続風土記』によると、熊野灘に楯を並べたように見えることからこの名がついたとされています。 ハイキングと観光 ハイキングコースとしても最適で、楯ヶ崎園地には遊歩道が整備されています。遊歩道の入り口は国道311号にあり、そこから楯ヶ崎までは片道40分の道のりです。途中には、二木島祭(11月3日)の舞台でもある...»
志摩半島で一番大きな入海で、リアス式海岸の美しい景観と、真珠養殖発祥の地として知られています。御座岬と浜島町を湾口とする湾内には、大小様々な島々が浮かび、リアス式海岸の入り組んだ海岸線が続いています。特に、横山展望台からは、英虞湾の絶景を一望することができます。 真珠養殖発祥の地として知られており、現在でも多くの真珠養殖筏が浮かんでいます。湾内には、様々な魚介類が生息しており、新鮮な魚介類を使った料理を楽しむことができます。また、山林には、ウバメガシ、アセビ、トベラなどの樹木が生い茂っており、ハイキングやトレッキングを楽しむこともできます。 横山展望台日本有数のリアス海岸美を誇る英虞湾に浮...»
津城は津市にあった城で、津市の古称は安濃津(あのつ)のため「安濃津城」と呼ばれ、かつては伊勢国の中心地として栄えました。 江戸時代の津城は、本丸を中心に東丸と西丸があり、これらを囲む形で二の丸が配置された輪郭式の平城でした。北は安濃川、南は岩田川に挟まれて、これらを天然の外堀として利用していました。江戸時代初期、築城の名手・藤堂高虎によって近代城郭として大改修され、津藩の藩庁となりました。 現在、城跡は「お城公園」と「お城西公園」として整備され、市民の憩いの場となっています。城址には高山神社があり、津市役所、津地方裁判所、津警察署などが建ち並んでいます。 本丸跡の日本庭園が整備され、入口...»
江戸時代末期に建てられた武士の住宅です。松坂城の警護にあたった藩士たちが暮らした長屋(ながや)で、西棟北端の一軒は内部が公開されており、当時の武士の暮らしを体感することができます。 この組屋敷は、1863年(文久3年)に紀州藩主の直臣40石取りの武士たちが住むために新築されました。武士の住宅建築である組屋敷が、ほぼ当時のまま住居として継続して使用・維持管理されている点で大変貴重です。 建物を取り囲む槙の生垣や前庭、上り框のある玄関など、当時の武家住宅の面影を残しています。国の重要文化財に指定されています。 歴史 紀州藩家老田辺安藤家に派遣されていた与力衆の200-300石取り紀州藩士は...»
イルカ・アシカのショー,展望台からは風光明眉な鳥羽湾を一望出来る。1日3回限定のイルカタッチが人気を集めている。 イルカ島の概要 イルカ島は、三重県志摩市に位置する小さな島で、観光名所として知られています。この島は、海に囲まれた自然豊かな環境の中にあり、特にイルカとのふれあい体験で有名です。 アクセスと交通 イルカ島へのアクセスは、主に船を利用します。志摩市の賢島(かしこじま)から定期便のフェリーが運航されており、約10分程度で島に到着します。賢島までは、近鉄志摩線を利用して「賢島駅」で下車し、そこからフェリーターミナルまで徒歩でアクセス可能です。また、車を利用する場合は、賢島周辺の駐...»
イルカ島内にある展望台へ上るリフト。展望台からは鳥羽湾を眺めることができる。 イルカ島展望リフトの概要 イルカ島展望リフトは、三重県志摩市のイルカ島に設置された観光リフトで、島内の絶景を楽しむための人気のアトラクションです。このリフトは、イルカ島の主要な観光スポットの一つであり、美しい景色を眺めながら快適に移動することができます。 リフトの特徴と設備 イルカ島展望リフトは、リフト乗り場から山頂までの区間を約5分で結びます。リフトのゴンドラは、全面ガラス張りのため、乗車中に四方の景色を360度見渡すことができます。これにより、イルカ島の美しい海岸線や周囲の自然を上空から楽しむことができ、...»
「快水浴場百選」に選ばれた、白い砂と遠浅の海水の透明度が抜群のビーチ。 御座白浜海水浴場の概要 御座白浜海水浴場は、三重県志摩市に位置する美しいビーチで、白浜海岸の一部として知られています。広大な砂浜と清潔な海水が魅力のこの海水浴場は、家族連れやカップル、友人たちで賑わう人気のリゾート地です。 ビーチの特徴 御座白浜海水浴場の最大の特徴は、その広大な砂浜と透明度の高い海水です。砂浜は約1.2キロメートルにわたって広がっており、十分なスペースが確保されているため、混雑を気にせずゆったりと過ごすことができます。海水は澄んでおり、快適な海水浴が楽しめます。ビーチの周辺には、海水浴だけでなく様...»
日本でも有数の白い砂と遠浅の海岸。海水の透明度が抜群のビーチは「快水浴場百選」にも選ばれました。 御座白浜海岸の概要 御座白浜海岸は、三重県志摩市に位置する美しい海岸で、長い砂浜と澄んだ海が特徴的です。志摩市内でも特に人気のある海岸で、観光客や地元の人々に愛されています。白い砂浜とクリアな海水が広がり、快適な海水浴が楽しめるスポットとして知られています。 海岸の特徴 御座白浜海岸は、約1.2キロメートルにわたる広大な砂浜が特徴で、波が穏やかで海水も澄んでいます。砂浜は非常に白く、見た目にも美しく、ビーチに訪れる人々にリラックスしたひとときを提供します。また、ビーチの広さから、多くの人が...»
伊勢志摩国立公園の代表的な景勝地鳥羽湾。中でも最も美しい志摩の松島めぐりコースを遊覧船で巡る。イルカ島入園フリー。 鳥羽湾めぐり遊覧船の概要 鳥羽湾めぐり遊覧船は、三重県鳥羽市を代表する観光アクティビティで、鳥羽湾の美しい風景を楽しむことができる遊覧船です。この遊覧船は、鳥羽市内の港から出発し、鳥羽湾内を巡りながら、さまざまな景観や歴史的な名所を楽しむことができます。観光客に人気のアクティビティで、海の上からの景色を堪能できるのが魅力です。 遊覧船のルートと特徴 鳥羽湾めぐり遊覧船は、主に以下のルートを提供しています: 鳥羽港からの出発: 鳥羽市内の港から出発し、湾内のクルージン...»
鳥羽の新しい海の玄関口。離島への市営定期船や鳥羽湾めぐりの観光船が発着する。真珠の首飾りをモチーフにした外観が特徴。芝生広場では潮風を受けながらゆっくり過ごせる。...»
松坂城跡は、松阪駅から西へ約1kmの高台に位置し、かつて「四五百森」と呼ばれた場所にあります。1588年(天正16年)に蒲生氏郷によって築城され、3層の天守閣を持ち、堀の総延長は2kmに及ぶ堅固な城でした。 氏郷が会津に転封された後は、服部一忠、古田重勝、古田重治が城主となり、その後は紀州藩の代官役所が置かれました。現在、苔むした石垣が当時の姿を物語るのみですが、周囲は松阪公園として整備され、桜、藤、ツツジの名所として親しまれています。 公園の見どころ松阪公園には、市立歴史民俗資料館や本居宣長旧宅、本居宣長記念館などがあります。松阪城跡は、平成23年2月7日に国の史跡に指定されました。豪壮...»
伊勢神宮の別宮、それが月讀宮です。親しまれている愛称として「つきよみさん」と呼ばれることもあります。 ここでは月夜見尊(つきよみのみこと)という神様が祀られています。月夜見尊は伊勢神宮 内宮の祭神である天照大御神の弟神です。創建は平安時代以前、まさに古の歴史に彩られています。 月讀宮は、豊受大神宮(外宮)から約3.8キロ、皇大神宮(内宮)から約1.8キロの場所に位置する中村町の五十鈴川中流域に鎮座しています。 月讀宮の境内には他にも別宮があります。まずは月讀尊の魂を祀る月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)があります。 さらに、伊弉諾尊を祭る伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)と伊弉冉尊を...»
約23haの広大な敷地に広がる、「食育」「緑育」「健育」をコンセプトにした農業公園です。広場、池、農場、庭園などがあり、松阪の自然を満喫できます。 本格的な英国式庭園「イングリッシュガーデン」があり、四季折々の花を楽しめる公園です。特に、5月から6月にかけてのバラのシーズンは、色彩と香りが最も華やかです。このガーデンは、ローズガーデンやハーブガーデンなど9つのエリアから成り、それぞれ異なる魅力を楽しめます。 ショッピング 公園内では、地元農産物の直売所「ベルファーム 農家市場」や、松阪の特産品・お土産を揃えた「松阪商会」でショッピングが楽しめます。また、農家市場内には国産小麦を使用したパ...»
いつきのみや歴史体験館では、斎宮が最も栄えた平安時代の貴族の暮らしを体験することができます。十二単をはじめとする装束の試着体験や、盤双六や貝覆いなどの平安時代の遊び体験、草木染めや機織りなどの伝統工芸体験など、盛りだくさんのプログラムが用意されています。 斎宮とは、「いつきのみや」とも呼ばれ、斎王の宮殿と斎宮寮という役所のあったところをさします。 天皇に代わって伊勢神宮に仕えた未婚の皇族女性が「斎王」に選ばれ、都から伊勢の斎宮に派遣されてきました。 いつきのみや歴史体験館の施設は、貴族の住まいであった「寝殿造」と古代の役所の建物をモデルとしたスギやヒノキをふんだんに使った木造建築。 組...»
国の史跡である斎宮遺跡の中にあり、斎宮の歴史を紹介するためのテーマ博物館。常設展示や特別展示、映像展示などを通して、斎宮の歴史や文化を詳しく知ることができます。 斎宮とは伊勢神宮に仕える斎王の宮殿のことで、古代から中世にかけて天皇に代わって神事を司る重要な部署でした。 当時の斎宮の様子や斎王の役割など、斎宮に関る貴重な資料や模型、映像を使って分かりやすく紹介しています。 斎王が乗った輿や、神事の様子を再現したマジックビジョン、斎宮の遺跡の発掘成果など、ここでしか見られない展示が盛りだくさん。 このほか映像展示室では都から伊勢への旅を再現した「斎王群行」や、当時の旅路の様子がわかる映像を...»
史跡斎宮跡に三棟の平安時代の建物「斎宮寮庁」が復元され、いにしえの斎宮の姿を再現しています。儀式や饗宴に使用されたと考えられています。 その背景には、平安時代の古代建築の世界が広がります。...»
香肌峡は、櫛田川の松阪市大石町付近から上流約40kmの区間に広がる渓谷です。ここでは、茶、シイタケ、アユなどの特産品が高品質で香り高いため、香肌峡という名前がつけられました。香肌峡は自然公園(香肌峡県立自然公園)としても知られています。 この峡谷の原生林は、春の新緑と秋の紅葉が見どころです。シャクナゲやツツジなどの花も楽しめます。また、サル、シカ、カモシカ、ムササビなどの野生動物も生息しています。 特に、源流部の飯高町波瀬付近は「奥香肌峡」と呼ばれ、飛瀑や奇岩が続く景勝地として有名です。 宮の谷峡谷遊歩道奥香肌峡を代表する渓谷が宮の谷峡谷です。ここには、飛瀑、奇岩、絶壁、原生林などがあり...»
昭和36年、伊勢の二見浦で海水浴客のために考案されたという”赤福氷”。発売以降も改良を重ね、抹茶のかき氷の中にあんとおもちが入っている現在の形になった。中から現れる赤福は、おみやげの赤福そのままではなく、冷たい氷になじむように特別に作れられたもの。まさに夏限定の地元でしか味わえない和スイーツ。あんと抹茶のコンビネーションに、もちの食感が華を添える赤福氷。その意外性と赤福のおいしさに魅かれ、真夏でも行列ができるほどの人気ぶりだ。 旬 7月 8月 ...»
伊勢地方では、古くから家庭で作られ、食べられてきたういろ。一般的に米粉を使用して作られるのだが、伊勢では小麦粉を使用するため名古屋などの他のエリアのものとは食感がやや異なり、あっさりとしていて飽きがこない。”虎屋ういろ”には、四季折々で限定商品など、さまざまなバリエーションの生ういろがあり、購入する季節によって違った味が楽しめるのも嬉しい。防腐剤などを一切使用していない生ういろは消費期限が短いので、おみやげ等よりも現地で食べるのがおすすめだ。...»
分厚く切った豚肉ロースを、ニンニクとラードで焼き上げ、ソース味のタレをかけて食すのが一般的。現在では、全国でも「とんてき」「トンテキ」「豚テキ」など、様々な料理が出ているが、四日市のものとはまるで味が異なることも。地元でも、肉を細く切ったり、違う肉質で出す店もあるが、味付けが同じであれば四日市名物「とんてき」と言われる。ボリュームがあり、スタミナ料理としても愛される四日市の庶民の味だ。...»
長時間やわらかく煮た極太のうどんに、たまり醤油や鰹節やいりこなどのだし汁を加えた濃厚でやや甘めのつゆを絡めたうどん。添えるのはきざみねぎ程度で、シンプルに食すのが特徴。江戸時代以前から伊勢周辺の農民が食べていた地味噌のたまりをつけたうどんを、だし汁を加えて食べやすくしたのが伊勢うどんのはじまりと言われる。その後、お伊勢参りの参拝客にうどんを振舞う店が出てきたことで定着しはじめた。現在でも地元の家庭では日常食として愛されている。...»
じゃこ、牡蠣、活鯵、伊勢えびなど、メインとなる食材は鳥羽が誇る地元産であれば何でも良く、それらをパテにして作られたハンバーガーが「とばーがー」とされる。注文を受けてから作ること、鳥羽市内で販売されていることは必須条件。2007年に、地元事業者と旅行雑誌編集部協力のもとで作られた。地元食材をたくさんの人に手軽に食べて欲しい…。そんな地元の期待を背負い、次世代のご当地グルメとして注目される。...»
三重県が世界に誇る和牛“松阪牛”は、甘くてコクがあり、熱を加えると食欲をそそる香りを発するという特長を持つ。その長所を十分に生かせる料理がすき焼きだ。牛脂で肉を焼いてから、割り下を入れ、まずは卵をつけずに肉本来の味を楽しむ。次に野菜を入れて、肉の旨みを吸い込んだ野菜を堪能し、その後はまた肉を…と繰り返して食べるのが通。松阪市内には、仲居が付きっ切りでもてなしてくれる店も多く、肉のおいしさはもちろん、贅沢な気分も味わえる。...»
町おこしのために企画された新・ご当地グルメ。うどんを野菜や肉と一緒に焼き、赤味噌ベースのタレで味付けする。三重県亀山は、古くから交通の要衝として栄えてきました。トラックの運転手さんたちで賑わう市内焼肉店の特製味噌を使った鉄板での焼肉にうどんを入れて食べたのが 「亀山みそ焼きうどん」の始まり。40年以上にわたって提供していたものが元になったと言われ、 「ピリ辛の美味しさが 「評判となりお店はもちろん家庭でも愛されてきました。「亀山みそ焼きうどん本舗」というまちおこし団体をはじめ、シンボルキャラクターや、地元のシンガーソングライターによるテーマソングも作られ、2010年4月には三重県の「第2回県ご...»
カツオやマグロなどの赤身のお刺身をしょうゆなどで作ったタレに漬け込み、酢飯とあわせたお寿司。薬味として大葉、しょうが、のりなどを散らして食す。発祥は志摩地方といわれ、かつお漁で忙しい漁師が手軽に作れる食事として、ぶつ切りのかつおと調味料を持参した酢飯をまぜあわせて(手でこねて)食べたのがはじまりといわれる。また、当地では女性も海女として働くことが多く、準備に時間のかからないこの料理が定番料理として定着したようである。現在でも三重県では宴会の席などで食べられている。 漁師が船上でとれた魚をその場でさばいて手で混ぜあわせたことから、「てこねずし」と呼ばれるようになりました。これは主に海沿いの地域...»
厳しい修業に励んだ伊賀の忍者たちのスタミナ食が起源と言われる、山と海の幸を使った豪快な鍋料理。特に当地の忍者「百地三太夫(ももちさんだゆう)」が、赤目渓谷で修行中に食したことで有名な鍋料理である。イノシシ、シカ、ヤマドリ、キジ、山芋、きのこ、山菜などに伊勢志摩の新鮮な海の幸を加え、タレに工夫をこらして現代風の新しい味を生み出している。赤目温泉につかって体を癒し、忍術鍋を食してその体力を回復させるという、この温泉地の名物料理だ。...»
直径15センチの大きな皮であんを包み、油で揚げた揚げ餃子のことである。津市(旧津市)教育委員会が、学校給食などでも配膳しやすいように考え、1人1個で満足できるように作ったため、この大きさになったといわれる。1985年から学校給食で提供されるようになったといわれ、一度見たら忘れないインパクトある大きさと見た目、パリパリの皮とジューシーなあんのおいしさで、津の子どもたちの大人気のメニューになったようだ。その後、ご当地グルメとして脚光を浴び、津市内の飲食店でオリジナルの”津ぎょうざ”が提供されている。 2010年には「津ぎょうざ協会」を設立し、津ぎょうざの精霊「つつみん」とともに町のPRを行っている...»
松阪牛とは、三重県松阪市及びその近郊で肥育される「黒毛和種」の「未経産(子を産んでいない)雌牛」のことで、国内ならず海外にもその名が知られる高級ブランド牛である。その新鮮なホルモン(内臓)を地元焼肉店が仕入れ、自家製の味噌ダレや独自の味付けをして提供したのが、松阪ホルモンである。当初は松阪市内でも限られた焼肉店でのみの提供であったが、松阪牛の焼肉に比べ安価で美味しく提供することが出来、その人気は徐々に広がり、現在では市内15店舗ほどのお店でその味を楽しむことが出来る。また炭焼きで提供しているお店が多く、焦げた味噌ダレのにおいやホルモンの脂身がビールやご飯のおかずにピッタリで、その美味しさは病み...»
三重県志摩地方では、海女が暖をとる囲炉裏のような場所を“火場”と呼び、そこでとれたての伊勢エビをはじめ、新鮮な魚介類を炭火で焼いて食べる郷土料理が“火場焼”だ。いきたまま焼くことから“残酷焼”と呼ばれることもある。海女が多い、伊勢地方ならではの食べ方で、とれたてを味わう醍醐味と、素材本来のおいしさをダイレクトに楽しめるのが魅力。今では、三重県のみならず、関西や東海地方、関東から訪れる食通も多い。...»
およそ1haの野外牧飼場で飼育されたキジを素材にしたキジ鍋は紀和町の自慢料理。脂身が少なく、あっさりした味が好評。特に冬場の鍋は絶妙で、昆布と鰹節のだし汁にキジ肉、白菜、ねぎ、にんじんなどの野菜を入れると、キジ肉の適度な柔らかさと風味がまた別格の味を引き出す。キジ肉は、鶏肉と栄養価を比較しても、蛋白質が多く脂肪分が少ない。カロリーも半分ほどだが、ミネラル(特にリン・カリウム)・アミノ酸を多く含んでいる。野菜や穀物類といっしょに食べると、一層バランスよい健康食材になる。...»
東紀州で伝統的に楽しまれている「さんま寿司」は、脂が少ないサンマを使用しています。サンマは頭を落とし、内臓を取り除いてから三枚におろし、塩を振り、ゆずの輪切りが入った酢に漬け込みます。漬ける時間は約40分で、適度な漬け加減がポイントです。その後、一昼夜寝かせたものをシャリとともに巻き、からしを添えて完成です。ほど良い酸味とサンマの旨みが口の中に広がり、さっぱりとした後味が特徴で、箸が進む一品です。 主な伝承地域:東紀州食文化圏主な使用食材:サンマ、米...»
三重県の湯の山温泉に伝わる名物鍋。湯の山温泉の中心に位置する天台宗の寺・三岳寺は、侵略に抗い僧が戦った寺として名を馳せる。僧兵鍋は、戦う僧侶が力をつけるために食した料理が始まりといわれる。古くはイノシシ、シカ、ヤマドリなどの山でとれる肉を中心とした料理だった。現在では豚骨ベースの出汁に豚や鶏、イノシシ肉とともに野菜を煮込み、味噌で仕上げる。肉の旨みがつまった野生的な味わいが楽しめるご当地メニューとして湯の川温泉各地で反響を呼んでいる。...»
志摩半島の的矢湾は三本の河川があり、海水の流出入がかき養殖に絶好の自然条件にしている。その的矢の海に育った的矢かきは、餌であるプランクトンが豊富な上、その湾に適した養殖法により、身入りがよく、甘味が強い。2002年3月に松坂牛の他4種の三重ブランドを認定したが、かき部門で認定第一号となったのがこの的矢牡蠣。牡蠣は両性動物なので雌雄両方を併せ持つため、夏と冬では雌雄の違いから味わいが全然違う。的矢の「海のミルク」は、栄養価の高さだけでなく食通を唸らせるだけの旨みを持つ。 旬 12月 1月 2月...»
マンボウは東紀州ではポピュラーな食用魚。身は煮物にしたり、ぽん酢・紅葉おろしなどを合わせる刺身にしたりと様々。さっと湯に通した身は酢味噌と和えて食すと、あっさりとした味わいになる。ハッキリした食感も楽しい。中でも肝は珍味で、酒蒸し、肝あえなどの料理方法があり、カラシ酢味噌やキムチと和えた腸はこりこりとした歯ざわりがよく、一度は経験してみたい味。また、普通は捨ててしまうというマンボウの透明なゼラチンも珍味である。...»
三重県伊勢の知る人ぞ知る2大名物“コロッケ”。ひとつは、伊勢のおかげ横丁にある「豚捨」の“豚捨コロッケ”。少し小ぶりのサイズは食べ歩きにぴったりで、いつも行列ができている人気店だ。もうひとつは、伊勢市内の老舗料理旅館「若美家」が販売している”伊勢エビコロッケ”。伊勢エビの殻とミソを乾燥させ、オーブンで香ばしく焼きあげたものを粉末状にして、クルマエビ入りのベシャメルソース(牛乳で作った白いソース)とあわせて具を作る贅沢なクリームコロッケ。伊勢エビの濃厚な旨みと、香ばしい風味が堪らない味わいだ。...»
尾鷲の干物と言えば、尾鷲港で水揚げされる脂が抜けた新鮮な「さんまの丸干し」。さんま漁は、約300年前の江戸時代に、三重県南部の熊野灘で刺網漁が開発され、全国に広がったのが発祥と言われている。この地で獲れるさんまは、北から南下してきているため、脂が落ちていることが特徴。少し強めに塩を効かせ、頭も内臓も取らずに丸ごと天日でふっくらやわらかく干す、まさに熊野の冬の味覚。余計な脂のない、あっさりしてヘルシーなさんまが意外な一面を垣間見せる。...»
F1レースで有名な鈴鹿サーキットのすぐ近くにあるサンドイッチ店。豊富なバリエーションのサンドイッチが並ぶ中、「納豆コーヒーゼリーサンド(醍醐)」が一番の売れ筋。白くてふわふわの柔らかなパンに挟まれた具材は、オーソドックスなハムや玉子の他、きんぴら・てりやき・みそカツと言った独特な和テイストや、果物やあずきなどを挟んだスイーツ系メニューも豊富。海老チリやカレー・キムチ等を挟んだホットサンドも。30種類以上もあるメニューのネーミングも、「義経」「老杉」「紫式部」などユニークだ。...»
三重県にちなんで、3つのこだわりを持って開発したご当地ラーメン。具材には、三重県内で生産されている多様な農産物の中でも、生産が盛んなきのこから、ヒラタケ、ハタケシメジ、ハナビラタケと、珍しいきのこを使用。 麺は三重県産の「ニシノカオリ」の小麦粉から作った太麺。「伊勢うどん」でも知られるうどん文化を支える良質の小麦粉を使って太くコシのある麺に仕上げました。 スープは牛骨エキスをベースに、赤味噌、豆味噌、麦味噌の3種類の味噌をブレンドしたスープ。複数の味噌を合わせることで、くどさを感じないコクのある味を持ちながら、麺によく絡むスープに仕立てました。 この麺とスープの相性の良い味に具材の食感が...»
江戸時代から、三重県四日市市の大矢知地区では、冬の副業として麺作りが盛んに行われてきました。地元に流れる朝明川の水はミネラルが豊富で、水車小屋が建てられ、鈴鹿山脈から吹き降ろす寒風「鈴鹿おろし」によって、麺が乾燥させられる絶好の条件が整っていました。昭和30年代には、この地域には300軒以上の製麺農家が存在していましたが、経験と手間のかかる作業が後継者不足を引き起こし、また石油コンビナート建設による働き手の減少も影響し、現在では10軒足らずにまで減少しています。 製麺所は小麦粉の仕入れ先によって3グループに分かれており、その中で6軒が加盟する金魚印グループは、良質の小麦粉を使用し、一切の添加...»
伊賀盆地特産の白瓜の芯を抜き、その中に紫蘇・生姜・大根・きゅうりなどを細かく刻んで詰め、たまり醤油にて昔味で2年、新味で1年の間自然熟成させた漬物。藩主藤堂高虎が陣中に食料として常備し、武士の志気を養う、つまり「肝っ玉を養う漬物」という意味で「養肝漬」と名づけられたという。また忍者の携帯食であったとの言い伝えもあるそうだ。約2年間かけて作られるものもあり、手間隙かけられた漬物は、今では伊賀ならではの土産としても人気が高い。...»
お伊勢さんのお膝元にある河崎町はかつて「伊勢の台所」と呼ばれ、伊勢志摩でとれたばかりの魚が船で運ばれた。魚の旨味が十二分に引き出された深い味わいと、シコシコと張りの有る歯ざわりが心地よい「伊勢かまぼこ」。材料は白身魚、塩、水、砂糖、味醂ときわめてシンプル。上質の魚を新鮮なうちにすり身にし、季節、種類で変化する魚の肉質、塩加減、すり具合と職人の経験と技を合わせて作りあげる。今も昔も、地元の人だけでなく「お伊勢さん」を訪れる人々に親しまれている。...»
高級肉の代名詞「伊賀牛」の中から、さらに厳選された最高級の肉だけを使ったすき焼き。脂がたっぷりのった伊賀牛は、熱が加わるとあふれる程の肉汁を出し、口の中でとけるように消えるやわらかさを持ち、さらに染み出た肉汁は、野菜等の他の具材の味を向上させ、すき焼きの一体感を演出する。名店と呼ばれる店舗では、あえて割り下を使わずに、醤油と砂糖だけですき焼きを作るところもあり、伊賀牛のジューシーさをうかがい知ることができる。...»
「あのりふぐ」は、安乗(あのり)漁港を中心に水揚げされる体重700グラム以上の天然トラフグのこと。トラフグの料理と言えば、体の芯から温まる「てっちり」や、料理人の技が光る「てっさ」、皮を細かく刻んだ「てっぴ」や「唐揚」等が定番。安乗の料理旅館等で「あのりふぐ」のフルコースを頼めば、ひれ酒・てっぴ・てっさ・てっちりなど、フグのさまざまな部位が味わえる。近年では、それぞれの店が定番料理の他にも新しい料理の創作に取り組んでいる。旬は10月上旬~3月上旬。...»
「とんてき」は、分厚く切った豚肉をニンニクと一緒に濃い目のソースで炒め、たっぷりの千切りキャベツを添える料理。トンテキを山盛りキャベツと一緒に豪快にご飯の上に乗せました。この野球グローブ状のトンテキをワイルドに噛み切ってください!...»
貯蔵が難しいさつまいも(ハヤトイモ)を腐らせないよう煮て乾燥させ、子どもや海女のおやつ、漁船員の保存食として食べられてきた、志摩地方の郷土食。別名「煮切り干し」とも。冬の冷たい西風に当てると甘味が増すので、作業は毎年11月末頃から年内いっぱい、作業は夜明け前から始まる。気温が高いと甘味が減り、雨が続く時は天日干しができない等、天候に気を遣う。もちろんそのままでも美味しいが、米に緑豆・ササゲを少々加え、豆が煮えたらキンコを加えて蒸らし、次第に米を加えて炊く、きんこ飯も美味しい。...»
地元産の「御薗大根」をはさ掛けし約2週間の間、天日で乾燥させ、米ぬか、塩、柿の皮、なすの葉、唐辛子を用いて漬込み、長期間常温で乳酸菌発酵、熟成させた昔から伝わる製法でつくられる漬物。 【歴史・由来】沢庵和尚により伝わった沢庵づくりは江戸時代からはじまったとされ、現在の主な原材料となる「御薗大根」は昭和初期に三重県農業試験場がたくあん用に伝統品種を改良しつくったものだ。繊維質が豊富なため歯ごたえが良く、乾燥させると甘みが増し、美しい黄金色になることが特徴。 【食べるシーン】ご飯のおかずはもちろん、お酒のおつまみなど。 【提供店】伊勢市の漬物店など。 伊勢たくあんは、江戸時代の後期に伊勢市...»
“川魚の女王”といわれている「あまご」は古くから津市の清流に住む。魚の姿、美しさは自然の環境の影響を受けるため、美杉のあまごは全国でも稀と言われている。美杉町を流れる雲出川の支流、坂本川の流域20kmは国定公園にも指定され、あまご釣りのメッカだ。美杉町では独自の製法で、あまごの美味しさを最大限に味わえるアマゴ料理が数多くある。旬は初夏の頃だが、通年食することができる。塩焼き、刺身、唐揚げ、南蛮漬け、甘露煮、など。火を通せば骨まで柔らかく、生で食べる身はコリコリとした食感を楽しむことができる。...»
エスカルゴはフランス料理のオードブルとして欠かせない一品だが、伊勢エビやチョウザメと同様に養殖できなかった。本場フランスではここ数十年の乱獲により、今では絶滅の危機に瀕し、採取も制限されているほどである。そのエスカルゴが日本でももっと馴染みの食材として普及するように、世界で初めてブルゴーニュ種エスカルゴの完全養殖に成功した施設が三重県にある。一般的にはガーリックソースで頂くが、フランス料理では味わえない京味噌を使ったフルコースもある。...»
三重県松阪市周辺で肥育されている黒毛和種の牛で、日本三大和牛のひとつにも数えられる”松阪牛”。”松阪牛”はもともと耕作や運搬などに使われる農耕用の役牛だったが、徐々に肉牛へシフトされ、1935年に東京で開催された「全国肉用牛畜産博覧会」で名誉賞を受賞してから全国的に知られるようになった。放牧を行わずに、穀物を中心にしたエサを与え、たっぷりと肥えさせた”松阪牛”は、豊かな風味を持ち、溶けるような柔らかさと、旨みがたっぷりの肉汁が堪らなくおいしい逸品だ。...»
明治38年に金谷清三郎が伊賀から東京へ肉牛を初出荷したのをきっかけに、全国に名が広まった“伊賀牛”。伊賀牛という称号は、黒毛和種の処女牛にのみに与えられ、その希少価値は高い。寒暖の差が激しい気候と豊か自然が、芳醇な香りとコク、やわらかな肉質を持つ伊賀牛を育てるという。自然のなかでのびのびと育てるため、サシが少なく、肉本来の旨みをヘルシーに楽しめるのも特長。昔ながらの穀物や稲わらを食べていることも、伊賀牛がおいしい理由だ。...»
三重県で生産されている地鶏である“伊勢どり”、別名で錦爽どり。鶏肉特有の臭みを抑え、やわらかい歯ざわりで、コクのある旨みが楽しめる鶏肉だ。飼育時に木酢酸をあわせた飼料を与えているのが特徴で、それがおいしい伊勢どりを生み出す秘密になっているようだ。伊勢どりは、伊勢地域をはじめとした各地の飲食店で味わえる。焼き鳥や焼肉はもちろん、臭みがないため、様々な料理に用いられ、そのコク深さを堪能できる。低脂肪、低カロリーなので女性も安心して食べられる。...»
江戸時代から闘鶏用のほか食用としても珍重されてきた、三重県原産の中型のしゃも“八木戸(やきど)”と、三重県の銘柄鶏“伊勢赤どり”に、日本三大地鶏の“名古屋コーチン”をかけあわせてうまれた“熊野地鶏”。名古屋コーチンのような赤みを帯びたピンク色の肉色で、弾力性に富んだ歯応えとさわやかな風味を持つ。胸肉やささみにも十分な旨みがあり、熱を加えても肉が硬くなり過ぎずジューシーな味わい。飼育期間は一般ブロイラーのおよそ2倍にもなる約100日間。広々とした鶏舎で平飼いされており、健康的に育てられている。...»
地鶏よりも身近に、ひと味違う美味しさの鶏肉を作りたいという思いから開発された「伊勢赤どり」は、太陽の光が燦々と降り注ぐ鶏舎(一部ウィンドレス)で、約75日という長い期間飼育される。健康でしまった肉質の鶏になるよう、鶏達が運動するのに十分な広さを確保し、坪当たりの飼育数も一般のブロイラーより2、3割少なめ。長期間飼育することで、イノシン酸などの旨み成分が肉に蓄積され、適度に脂ものる。飼料に木酢酸を加えることで鶏肉の臭みを抑え、抗生物質の残留チェック等も行い、安全で良質な鶏肉を提供している。...»
志摩市の英虞湾や的矢湾は、豊かな海の恵みと美しい自然景観で知られ、国立公園に指定されています。冬になると、リアス式海岸の特徴である入り組んだ海岸線に沿って、あおさを養殖する網がびっしりと張り巡らされます。 志摩市のあおさは全国生産量の約3割を占め、この地域を代表する特産品です。あおさはほとんどカロリーがないため、食事によるカロリー摂取を抑えてくれます。また、食物繊維やカルシウム、ビタミンA・Cを含む、バランスの取れた天然の健康食材です。...»
大内山酪農(協)に加入する三重県下32名の酪農家が育てた乳牛から搾った生乳を、HACCPの手法を取り入れた衛生的な生産施設を使い、殺菌・均質しただけの成分無調整牛乳。「良質な牛乳は健康な乳牛から」を合言葉に、家族のように大切に育てた牛から搾られた牛乳は、ヨーグルトや乳飲料・バターなどの乳製品・アイスクリーム等にも加工される。エサは安全確保のために農薬検査を行い、良質で嗜好性のよいものを選んで与える。 また、乳牛にストレスを与えないよう、快適に過ごせる牛舎の環境作りも大事にしている。...»
伊勢えびは、三重県では志摩半島を中心に漁獲されているが、県漁業調整規則により5/1~9/30(一部9/15)を禁漁として産卵期の保護を行っている。また、漁獲された伊勢えびの中に稚えびが混ざると放流するなど、資源保護にも努めている。このような規制と努力を行っている結果、三重県の漁獲量は長期間にわたり変動が少なく、安定した供給が続いている。そのままお造りはもちろん、二つに割って直焼きした鬼殻焼き、だしが格別な味噌汁など調理の幅も広い。縁起ものとして神事や祝い事には欠かせない食材でもある。 旬 1月 2月 3月 4月 10月 11月 12月 ...»
代表的な食べ方としては、潮汁・酒蒸し・焼きはまぐりなど。ブイヤベースやパエリアなど、洋食でもその存在感は大きい。また、伊勢名物のたまり醤油で煮込まれた時雨煮・時雨はまぐりや、串焼き・味付けの缶詰等、酒肴としてもレパートリーが広い。甘みと旨みを生かす成分が豊富に含まれているため、はまぐりから出るエキスが深い味わいをもたらす。特に桑名の名物として有名で「その手は桑名の焼きはまぐり」という囃子文句は、誰もが耳にしたことがあるのではないだろうか。 旬 3月 4月 5月 ...»
暖かな黒潮とプランクトン豊富な伊勢湾からの海水、山の養分を含んだ川の水が流れ込み、程良く混ざり合う生浦(おおのうら)湾。栄養豊かな汽水とリアス式の穏やかな入り江は、牡蠣の養殖に最も適した環境。そんな牡蠣にとって恵まれた環境で育つ「浦村かき」は、成長が早く1年で収穫できることから「1年牡蠣」とも呼ばれる。小粒のため、「甘さ」「旨味」「風味」が凝縮され、牡蠣特有の苦みや臭みが少なく、その身はプルンと弾力性のある食感だ。 旬 12月 1月 2月...»
表面に何本もツノが出ているサザエは、主に外海で育ったもの。しかし、「丸腰サザエ」と呼ばれる角がなくツルッとした内海育ちの種類もある。伊勢志摩では角のある外海のサザエが多く、鳥羽離島地域では6~9月にかけて、南鳥羽では11~12月にかけて、主に海女漁で獲るが、伊勢えびを獲る刺し網にもよくかかる。刺身や壺焼きなどで磯の香りをダイレクトに食するのがお薦め。熱々を頬張るとほろ苦さと共に海の恵みを堪能できる。内臓のしっぽの色がクリーム色なら雄、緑色なら雌である。 旬 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 ...»
甘い(美味い)魚だからとする説、雨が降り出すととたんに釣れ出すことからアメゴ、アメノウオなどとも呼ばれアマゴの語源になったとする説など、その名前の由来も様々。水温が13℃前後になる秋頃に産卵し、体の模様も鮮やかになる。通年食べられるが、旬は初夏の頃。国定公園にも指定されている美杉町を流れる雲出川の支流、坂本川の流域20kmは、淡水魚の女王といわれるあまご釣りのメッカとなっている。常にきれいな水を必要とし、非常になわばり意識の強い魚で、一定の範囲をなわばりとして生息している。 旬 5月 6月 ...»
三重県ではクロアワビ、メガイアワビ、マダカアワビの3種が水揚げされる。刺身やバター焼きなど、シンプルな食し方が美味しい。贈答品の印に使う「のし」や「のし袋」には、元来アワビの肉を外側から薄く長くはぎ、 乾燥して伸した「熨斗(のし)アワビ」が用いられていた。今でも全国で一箇所だけの神宮に奉納する熨斗アワビを作る御料鰒調整所が鳥羽市にあり、地元の人の手により受け継がれている。また、消費者に安全を届けるべく、伊勢えびと同様にあわびも産地を明確に保証するタグ表示を直販事業を行う漁協を中心に行っている。 旬 7月 8月 9月 ...»
伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘にかけての海域で漁獲される、体重700グラム以上の天然トラフグのことを“あのりふぐ”という。安乗(あのり)漁港を中心に水揚げされることからその名がついた。冬に旬を迎えるあのりふぐは、寒風が吹きつける海上で、釣針一つ一つに餌を付けながら延縄を海に仕掛ける大変厳しいものである。1匹ずつ釣り上げられると、中で傷がつかないように歯を切り取ってからイケスに入れられる。てっさ・てっちり・唐揚げ・雑炊と定番料理から創作料理までメニューは豊富。淡白な中にある深い味わいを堪能できる。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»
三重県津市は人口比で日本一うなぎ屋が多い都市であり、人口1人あたりのうなぎ消費量も日本一の都市であった。その由来は数々あるが、江戸時代に藤堂藩が藩士の滋養強壮と士気向上のために鰻食を奨励し、各地からうなぎ屋を城下に集めたことにあるようだ。うなぎの食べ方には主に関東流と関西流の2通りがあり、文化圏的に関西圏に属する津市では、ほとんどのお店が関西流。その特徴は、最上級の国産うなぎを腹開きにし、旨みを逃さぬよう蒸さずに炭火で地焼きし、絶妙なタイミングでタレにつけ、白飯にのせる点である。しかし、市内には関東流のうなぎ店も存在し、またその味も店ごとに異なり、その特徴を大別することは難しいようだ。うなぎは...»
宝彩エビとは安乗漁港に水揚げされる「天然車えび」のこと。三重県志摩市の安乗(あのり)漁村では、昭和初期、鯛の一本釣りが盛んで、そのエサとなるマドロというエビをとる際に、当時はとる習慣のなかった車エビが一緒に網にかかったという。これを見た漁師の片山重吉氏は、車エビを大量に確保するために、絹のような細い糸を使った「宝彩網」を考案。「細い網」を使った漁をしたことから「ほそいあみ」がなまって、「ほうさいあみ」から「宝彩網」と呼ばれるようになった。これが日本の車エビ漁の始まりといわれ、片山氏の功績は高く評価された。この話にちなんで安乗漁村でとれた車エビは”宝彩エビ”と呼ばれるようになった。大ぶりでコリコ...»
三重県多気町の特産品“伊勢いも”。江戸時代中頃から栽培されるナガイモ(つくねいも)の一種。みえ伝統野菜品目の一つで、栽培されているのは原産地だけ。かつては津田芋、松阪芋などと呼ばれていた。温暖な気候、宮川・五十鈴皮・櫛田川・雲出川などの清らかな川、肥沃な土地を持つ好環境の中で、受け継がれた高度な栽培技術によって育てられる。栽培条件が厳しいため、市場にはあまり出回らない、希少価値の高いいもである。形状は塊形(ボール状)で、大きいもので男性の握りこぶしぐらいあり、凸凹が多く見た目はゴツゴツしているが、おろすと真っ白で美しい。粘りが強く、コクのある味わいで、高級和菓子や料亭などで重宝されている。とろ...»