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宝彩エビ

(ほうさい 海老)

車エビ漁の歴史をその名に感じる、志摩・安乗の特産品

宝彩エビとは安乗漁港に水揚げされる「天然車えび」のこと。三重県志摩市の安乗(あのり)漁村では、昭和初期、鯛の一本釣りが盛んで、そのエサとなるマドロというエビをとる際に、当時はとる習慣のなかった車エビが一緒に網にかかったという。これを見た漁師の片山重吉氏は、車エビを大量に確保するために、絹のような細い糸を使った「宝彩網」を考案。「細い網」を使った漁をしたことから「ほそいあみ」がなまって、「ほうさいあみ」から「宝彩網」と呼ばれるようになった。これが日本の車エビ漁の始まりといわれ、片山氏の功績は高く評価された。この話にちなんで安乗漁村でとれた車エビは”宝彩エビ”と呼ばれるようになった。大ぶりでコリコリとした身に、甘さと旨みがギュッと凝縮され、濃厚な味わいが楽しめる。

旬     4月 5月 6月 7月 8月 9月 

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宝彩エビ
(ほうさい 海老)

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