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郷土食 きんこ

子供も大人も美味しく懐かしい。冬の寒さが甘みを増す干し芋

貯蔵が難しいさつまいも(ハヤトイモ)を腐らせないよう煮て乾燥させ、子どもや海女のおやつ、漁船員の保存食として食べられてきた、志摩地方の郷土食。別名「煮切り干し」とも。冬の冷たい西風に当てると甘味が増すので、作業は毎年11月末頃から年内いっぱい、作業は夜明け前から始まる。気温が高いと甘味が減り、雨が続く時は天日干しができない等、天候に気を遣う。もちろんそのままでも美味しいが、米に緑豆・ササゲを少々加え、豆が煮えたらキンコを加えて蒸らし、次第に米を加えて炊く、きんこ飯も美味しい。

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名称
郷土食 きんこ

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