伊勢・志摩・鳥羽には鳥羽水族館、おかげ横丁、渡鹿野島などの観光スポット、獅子舞、天王祭、伊勢神宮奉納全国花火大会などの観光イベント、赤福、伊勢うどん、いちご大福などのご当地グルメがあります。
伊勢といえば、伊勢神宮もあり、昔は出雲と同じく神が住むと言われた場所です。実際にその逸話にちなんだ名跡などが、多数に見受けられ、観光には非常に良いエリアだと言えます。
また、鳥羽は漁業や養殖も盛んで、美味しいほか、真珠などの海産品も豊富に取れるエリアであり、宿泊施設も非常にクオリティが高いので、有名な旅行処として認知されています。
志摩はこのエリアの特徴がある中「志摩スペイン村」や、「志摩マリンランド」があり、家族連れの有名な観光スポットとして非常に人気のアミューズメント施設となっています。
伊勢の「伊勢神宮」は衣食住の神様を祀る「外苑」と、日本人の氏神を祀る「内宮」に分かれています。全国から参拝者が年中を通じて訪れるため、常に大勢の参拝客で賑わっています。
また、海岸沿いの南には「二見興玉神社」や「夫婦岩」など、修学旅行生も多く、観光客の絶えない観光スポットが多いのが特徴です。
車でのドライブでこのエリアを散策するのであれば、「伊勢志摩スカイライン」は外すことのできない有名なドライブコースだと言えるでしょう。島々からのぞく内湾は非常に落ち着いていて、情緒豊かな風情を楽しめます。
鳥羽は打って変わって「鳥羽水族館」や「ミキモト真珠島」など、家族連れや女性の喜ぶ観光スポットが目白押しです。志摩は「金比羅山展望台」や「石仏」「越賀城壁跡」などの史跡スポットも多く、車の移動でしたら効率よく見て回ることができます。
特に志摩大橋(パールブリッジ)などの観光スポットは、非常に美しい展望に心が洗われるでしょう。和具漁港も伊勢海老の水揚げなどを見る事ができ、貴重な体験を期待できます。
伊勢・鳥羽・志摩エリア全体で、水産品の美味しさは一度食べたら忘れられない程で、特に「伊勢海老」や「あわび」などの海産物料理は、舌鼓みをする事間違いなしだと言えます。
この辺りの宿泊場で体験できる露天風呂などは、海を望めるところも多く、非常に雄大な景色を見ながら入浴することができます。車での行楽であれば、疲れも癒されることでしょう。
境内には有名な夫婦岩(めおといわ)があり、年間265万人を超える参拝者が訪れる、三重県内で伊勢神宮に次ぐ人気の神社です。 この神社は、猿田彦大神と宇迦御魂大神(ここでは神宮外宮の豊受大神の別名とされる)を祀っています。江戸時代に地震により海中に沈んでいる、夫婦岩の沖合約700メートルの霊石である興玉神石を拝みます。...»
伊勢神宮 内宮は、天照大御神を主祭神とし、ご神体として三種の神器の一つである八咫の鏡が祀られています。内宮は、五十鈴川のほとり、神路山のふもとに位置し、うっそうと茂る樹林に囲まれた神秘的な場所です。 参道には玉砂利が敷き詰められており、神聖な雰囲気が漂っています。また、20年に一度行われる式年遷宮の伝統は、1,300年以上にわたって続けられています。 皇大神宮 皇大神宮は、三重県伊勢市にある神社で、伊勢神宮の2つの正宮のうちの1つです。一般には「内宮」と呼ばれ、式内社(大社)に指定されています。豊受大神宮(外宮)とともに伊勢信仰の中心として重要な役割を果たしており、日本全国の神社で授与さ...»
スペインをテーマにしたテーマパーク。ユニークなアトラクション、特色あるレストランやショップなどを通してスペインの魅力を心ゆくまで体験。シウダード(都市のスペイン)、ティエラ(大地のスペイン)、マール(海のスペイン)、フィエスタ(祝祭のスペイン)の4つの個性的なエリアを巡って、スペインならではのとびっきり陽気で愉快な魅力をお楽しみ下さい。...»
おはらい町真ん中にあり、明治時代の伊勢の様子が再現されている観光スポット。おかげ横丁の名前の由来は伊勢名物「赤福」が創業の地で約300年商いを続けてこられたことに対する感謝の思いと江戸末期から明示初期に流行した「おかげ参り」にちなんでつけられた。 おかげ横丁の概要 おかげ横丁は、三重県伊勢市に位置する歴史ある観光地です。伊勢神宮の内宮(ないくう)に隣接しており、伊勢の伝統的な町並みと文化を体験できる場所として、多くの観光客に愛されています。江戸時代の街並みを再現したこのエリアでは、古き良き日本の風情が楽しめるとともに、様々な地元グルメやお土産が揃っています。 歴史と背景 おかげ横丁は、...»
鳥羽水族館は、三重県鳥羽市に位置する日本屈指の規模を誇る水族館です。全長約240メートル、通路全長約1.5キロメートルという室内型水族館としては非常に広大な施設であり、生息環境に合わせた12のゾーンに分かれ、約1,200種類もの生き物を展示しています。 アシカのパフォーマンスショーをはじめ、伝説の人魚として知られるジュゴンやラッコ、スナメリ、バイカルアザラシ、イロワケイルカ、アフリカマナティーなどの珍しい動物も多数飼育されています。 鳥羽水族館の概要 鳥羽水族館は、1955年(昭和30年)5月15日に、当時の丸幸水産が日本で26番目の水族館として開設しました。当初は200坪の池を4つに区...»
近畿の秘境とも呼ばれ、黒部峡谷、清津峡とともに日本三大峡谷のひとつ、日本の秘境百選の一つにあげられている。 山全体が特別天然記念物に指定されている吉野熊野国立公園の大台ケ原山の登山口でもある。 日本の滝百選である七ツ釜滝を筆頭に、手付かずの原生林と数多くの滝、渓谷の巨巌で、多雨地帯が織り成す景勝地。 エメラルドグリーンの沢と、雄大な数百もの滝を眺めながら歩く日本屈指の峡谷コース。 渓谷の激流・絶壁が続き、スリリングなつり橋も多数ある全長約14キロ、標高差1200m、美しい道の大杉谷登山道が整備されている。 シシ淵は、そびえる岩とその間から望む滝のコントラストがすばらしい至極の絶景。 ...»
伊勢志摩国立公園に位置する横山展望台は、英虞湾の美しい景色を一望できる絶好のスポットです。標高203mの山頂からは、大小60以上の島々が織りなすリアス式海岸の壮大な景色を眺めることができます。 山頂には、カフェや休憩スペースを備えた「横山天空カフェテラス」や、バリアフリー設計の木製デッキ「木漏れ日テラス」など、様々な施設があります。車椅子の方でも安心して楽しめるスロープやバリアフリートイレも完備されています。 山頂までの遊歩道は、整備されていて歩きやすいので、ハイキングにもおすすめです。遊歩道沿いには、カシなどの常緑樹が生い茂り、季節折々の自然を楽しむことができます。 ...»
地中海の街並みを再現したリゾート施設で、広大な約33,000平方メートル(東京ドーム2個分)の敷地に広がっています。 再現されたのはスペインのアンダルシア地方やカスティーリャ地方、イタリアのサルデーニャ島の町並みです。 さらにギリシャのミコノス島やスペインのメノルカ島をイメージしたミコノルカゾーンや、アルハンブラ宮殿のハマムをイメージしたアルハンブラゾーンなどが追加されています。 「地中海の街並に泊まる」というコンセプトのもと、体験型・滞在型のリゾートホテルで、デザインはスペイン人建築デザイナーのルイス・コルベーラが監修しました。 志摩地中海村では家族連れやカップル、若い女性に人気があ...»
衣食住、産業を守護する豊受大御神を祭神とする。高倉山麓の広大な神苑には杉の大木があり、参道には鶏も群れ遊ぶ。478年に創建。 まがたま池では6月、花菖蒲が美しい。まがたま池池畔には、式年遷宮記念せんぐう館がある。...»
原寸大の安土城を中心に、時代情緒あふれる街並みが広がるテーマパークです。ここでは、忍者や花魁などが登場する時代劇・忍者アクショーを楽しむことができます。 さらに、からくり迷路や忍者屋敷などの体験館、温泉など魅力的な施設が充実していて、大人も子供もみんなで楽しめます。 戦国時代にタイムスリップしたような非日常体験 安土城は、絢爛豪華な造りで知られていますが、ここではその安土城を原寸大で再現。当時の町並みも広がり、歴史や文化を体験できる素晴らしい場所です。 足を踏み入れると、まるで戦国時代にタイムスリップしたかのような非日常体験が待っています。 目に飛び込んでくる絢爛豪華な城は、織田信長...»
動物たちとの距離が"ゼロ"で楽しめる水族館です。セイウチやゴマフアザラシ、カワウソ、タツノオトシゴなど、さまざまな海の生き物と間近でふれあうことができます。イベントも豊富で、たっぷり遊んで学んで体験できる施設です。 伊勢シーパラダイス(略称:シーパラ)は、名勝二見浦に隣接している水族館で、館内ではゴマフアザラシやアシカ、セイウチなどの鰭脚類を中心に、多くの海獣と魚類が飼育・展示されています。 1990年代からはミナミゾウアザラシ(2013年前半まで)やセイウチが観客のいる広場で持ち芸を披露し、記念撮影ができるショーが行われています。これにより、水族館としては珍しく、動物たちとの距離が非常に...»
壮大な伊勢湾や伊勢志摩の全景をはじめ、晴れた日には富士山まで一望できます。特に伊勢湾の雄大な景色は感動的です。 さらに、四季折々の花木を楽しめる遊歩道や、ゆったりとした気分で眺められる展望足湯、そして広々とした850平方メートルの芝生広場など、まさに「パノラマスクエア」です。...»
朝熊山の山頂付近にある伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥之院ともいわれた寺院。 創建は6世紀半ばに欽明天皇が僧である暁台に命じ明星堂を建立したといわれ、平安時代の825年に空海が真言密教道場として復興させたと伝えられている。 室町時代には神仏習合により、伊勢神宮の丑寅(北東)に位置することから「伊勢神宮の鬼門を守る寺」として伊勢信仰と結びつき、「伊勢へ参らば朝熊を駆けよ、朝熊駆けねば片参り」とされ、伊勢・志摩最大の寺となった。 江戸時代に徳川幕府の援助もあり、1609年には姫路城主で豊臣秀吉の七将の一人、池田輝政公が火災で失われた本堂の摩尼殿(まにでん)を再建した。 本堂は七間六間...»
おはらい町は、伊勢神宮の内宮前に位置する伝統的な町並みを残す地域であり、三重県伊勢市の代表的な観光地です。この町は、伊勢参宮街道沿いに広がり、石畳の道と古い木造建築が特徴的です。訪れる観光客は、歴史的な風情を感じながら散策を楽しむことができます。 おはらい町の町並み おはらい町は、宇治橋のたもとから北へ向かう約800メートルの旧参宮街道沿いに広がっています。両側には古い民家が並び、特に「妻入(つまいり)」の木造建築が目立ちます。この建物様式は、神宮社殿が「平入(ひらいり)」であることに由来し、同じ平入にするのは恐れ多いとの考えから、地元では妻入が選ばれたと伝えられています。 また、町には...»
伊勢神宮内宮の近く、五十鈴川の上流に鎮座している神社です。祭神として猿田彦大神とその子孫である大田命を祀っています。猿田彦神はニニギの先導をしたことから、みちひらき・交通安全・方位除けの神社として信仰されています。...»
日本の真珠産業を築いた御木本幸吉が世界で始めて真珠養殖に成功した島にある観光施設。島内には真珠ができる仕組みや美術工芸品を展示した「真珠博物館」、ショップやレストランが入った「パールプラザ」などの施設、さらに海底に潜る海女の実演を見ることができる。...»
志摩半島で一番大きな入海で、リアス式海岸の美しい景観と、真珠養殖発祥の地として知られています。御座岬と浜島町を湾口とする湾内には、大小様々な島々が浮かび、リアス式海岸の入り組んだ海岸線が続いています。特に、横山展望台からは、英虞湾の絶景を一望することができます。 真珠養殖発祥の地として知られており、現在でも多くの真珠養殖筏が浮かんでいます。湾内には、様々な魚介類が生息しており、新鮮な魚介類を使った料理を楽しむことができます。また、山林には、ウバメガシ、アセビ、トベラなどの樹木が生い茂っており、ハイキングやトレッキングを楽しむこともできます。 横山展望台日本有数のリアス海岸美を誇る英虞湾に浮...»
イルカ・アシカのショー,展望台からは風光明眉な鳥羽湾を一望出来る。1日3回限定のイルカタッチが人気を集めている。 イルカ島の概要 イルカ島は、三重県志摩市に位置する小さな島で、観光名所として知られています。この島は、海に囲まれた自然豊かな環境の中にあり、特にイルカとのふれあい体験で有名です。 アクセスと交通 イルカ島へのアクセスは、主に船を利用します。志摩市の賢島(かしこじま)から定期便のフェリーが運航されており、約10分程度で島に到着します。賢島までは、近鉄志摩線を利用して「賢島駅」で下車し、そこからフェリーターミナルまで徒歩でアクセス可能です。また、車を利用する場合は、賢島周辺の駐...»
イルカ島内にある展望台へ上るリフト。展望台からは鳥羽湾を眺めることができる。 イルカ島展望リフトの概要 イルカ島展望リフトは、三重県志摩市のイルカ島に設置された観光リフトで、島内の絶景を楽しむための人気のアトラクションです。このリフトは、イルカ島の主要な観光スポットの一つであり、美しい景色を眺めながら快適に移動することができます。 リフトの特徴と設備 イルカ島展望リフトは、リフト乗り場から山頂までの区間を約5分で結びます。リフトのゴンドラは、全面ガラス張りのため、乗車中に四方の景色を360度見渡すことができます。これにより、イルカ島の美しい海岸線や周囲の自然を上空から楽しむことができ、...»
「快水浴場百選」に選ばれた、白い砂と遠浅の海水の透明度が抜群のビーチ。 御座白浜海水浴場の概要 御座白浜海水浴場は、三重県志摩市に位置する美しいビーチで、白浜海岸の一部として知られています。広大な砂浜と清潔な海水が魅力のこの海水浴場は、家族連れやカップル、友人たちで賑わう人気のリゾート地です。 ビーチの特徴 御座白浜海水浴場の最大の特徴は、その広大な砂浜と透明度の高い海水です。砂浜は約1.2キロメートルにわたって広がっており、十分なスペースが確保されているため、混雑を気にせずゆったりと過ごすことができます。海水は澄んでおり、快適な海水浴が楽しめます。ビーチの周辺には、海水浴だけでなく様...»
日本でも有数の白い砂と遠浅の海岸。海水の透明度が抜群のビーチは「快水浴場百選」にも選ばれました。 御座白浜海岸の概要 御座白浜海岸は、三重県志摩市に位置する美しい海岸で、長い砂浜と澄んだ海が特徴的です。志摩市内でも特に人気のある海岸で、観光客や地元の人々に愛されています。白い砂浜とクリアな海水が広がり、快適な海水浴が楽しめるスポットとして知られています。 海岸の特徴 御座白浜海岸は、約1.2キロメートルにわたる広大な砂浜が特徴で、波が穏やかで海水も澄んでいます。砂浜は非常に白く、見た目にも美しく、ビーチに訪れる人々にリラックスしたひとときを提供します。また、ビーチの広さから、多くの人が...»
伊勢志摩国立公園の代表的な景勝地鳥羽湾。中でも最も美しい志摩の松島めぐりコースを遊覧船で巡る。イルカ島入園フリー。 鳥羽湾めぐり遊覧船の概要 鳥羽湾めぐり遊覧船は、三重県鳥羽市を代表する観光アクティビティで、鳥羽湾の美しい風景を楽しむことができる遊覧船です。この遊覧船は、鳥羽市内の港から出発し、鳥羽湾内を巡りながら、さまざまな景観や歴史的な名所を楽しむことができます。観光客に人気のアクティビティで、海の上からの景色を堪能できるのが魅力です。 遊覧船のルートと特徴 鳥羽湾めぐり遊覧船は、主に以下のルートを提供しています: 鳥羽港からの出発: 鳥羽市内の港から出発し、湾内のクルージン...»
鳥羽の新しい海の玄関口。離島への市営定期船や鳥羽湾めぐりの観光船が発着する。真珠の首飾りをモチーフにした外観が特徴。芝生広場では潮風を受けながらゆっくり過ごせる。...»
伊勢神宮の別宮、それが月讀宮です。親しまれている愛称として「つきよみさん」と呼ばれることもあります。 ここでは月夜見尊(つきよみのみこと)という神様が祀られています。月夜見尊は伊勢神宮 内宮の祭神である天照大御神の弟神です。創建は平安時代以前、まさに古の歴史に彩られています。 月讀宮は、豊受大神宮(外宮)から約3.8キロ、皇大神宮(内宮)から約1.8キロの場所に位置する中村町の五十鈴川中流域に鎮座しています。 月讀宮の境内には他にも別宮があります。まずは月讀尊の魂を祀る月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)があります。 さらに、伊弉諾尊を祭る伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)と伊弉冉尊を...»
昭和36年、伊勢の二見浦で海水浴客のために考案されたという”赤福氷”。発売以降も改良を重ね、抹茶のかき氷の中にあんとおもちが入っている現在の形になった。中から現れる赤福は、おみやげの赤福そのままではなく、冷たい氷になじむように特別に作れられたもの。まさに夏限定の地元でしか味わえない和スイーツ。あんと抹茶のコンビネーションに、もちの食感が華を添える赤福氷。その意外性と赤福のおいしさに魅かれ、真夏でも行列ができるほどの人気ぶりだ。 旬 7月 8月 ...»
伊勢地方では、古くから家庭で作られ、食べられてきたういろ。一般的に米粉を使用して作られるのだが、伊勢では小麦粉を使用するため名古屋などの他のエリアのものとは食感がやや異なり、あっさりとしていて飽きがこない。”虎屋ういろ”には、四季折々で限定商品など、さまざまなバリエーションの生ういろがあり、購入する季節によって違った味が楽しめるのも嬉しい。防腐剤などを一切使用していない生ういろは消費期限が短いので、おみやげ等よりも現地で食べるのがおすすめだ。...»
長時間やわらかく煮た極太のうどんに、たまり醤油や鰹節やいりこなどのだし汁を加えた濃厚でやや甘めのつゆを絡めたうどん。添えるのはきざみねぎ程度で、シンプルに食すのが特徴。江戸時代以前から伊勢周辺の農民が食べていた地味噌のたまりをつけたうどんを、だし汁を加えて食べやすくしたのが伊勢うどんのはじまりと言われる。その後、お伊勢参りの参拝客にうどんを振舞う店が出てきたことで定着しはじめた。現在でも地元の家庭では日常食として愛されている。...»
じゃこ、牡蠣、活鯵、伊勢えびなど、メインとなる食材は鳥羽が誇る地元産であれば何でも良く、それらをパテにして作られたハンバーガーが「とばーがー」とされる。注文を受けてから作ること、鳥羽市内で販売されていることは必須条件。2007年に、地元事業者と旅行雑誌編集部協力のもとで作られた。地元食材をたくさんの人に手軽に食べて欲しい…。そんな地元の期待を背負い、次世代のご当地グルメとして注目される。...»
カツオやマグロなどの赤身のお刺身をしょうゆなどで作ったタレに漬け込み、酢飯とあわせたお寿司。薬味として大葉、しょうが、のりなどを散らして食す。発祥は志摩地方といわれ、かつお漁で忙しい漁師が手軽に作れる食事として、ぶつ切りのかつおと調味料を持参した酢飯をまぜあわせて(手でこねて)食べたのがはじまりといわれる。また、当地では女性も海女として働くことが多く、準備に時間のかからないこの料理が定番料理として定着したようである。現在でも三重県では宴会の席などで食べられている。 漁師が船上でとれた魚をその場でさばいて手で混ぜあわせたことから、「てこねずし」と呼ばれるようになりました。これは主に海沿いの地域...»
三重県志摩地方では、海女が暖をとる囲炉裏のような場所を“火場”と呼び、そこでとれたての伊勢エビをはじめ、新鮮な魚介類を炭火で焼いて食べる郷土料理が“火場焼”だ。いきたまま焼くことから“残酷焼”と呼ばれることもある。海女が多い、伊勢地方ならではの食べ方で、とれたてを味わう醍醐味と、素材本来のおいしさをダイレクトに楽しめるのが魅力。今では、三重県のみならず、関西や東海地方、関東から訪れる食通も多い。...»
志摩半島の的矢湾は三本の河川があり、海水の流出入がかき養殖に絶好の自然条件にしている。その的矢の海に育った的矢かきは、餌であるプランクトンが豊富な上、その湾に適した養殖法により、身入りがよく、甘味が強い。2002年3月に松坂牛の他4種の三重ブランドを認定したが、かき部門で認定第一号となったのがこの的矢牡蠣。牡蠣は両性動物なので雌雄両方を併せ持つため、夏と冬では雌雄の違いから味わいが全然違う。的矢の「海のミルク」は、栄養価の高さだけでなく食通を唸らせるだけの旨みを持つ。 旬 12月 1月 2月...»
三重県伊勢の知る人ぞ知る2大名物“コロッケ”。ひとつは、伊勢のおかげ横丁にある「豚捨」の“豚捨コロッケ”。少し小ぶりのサイズは食べ歩きにぴったりで、いつも行列ができている人気店だ。もうひとつは、伊勢市内の老舗料理旅館「若美家」が販売している”伊勢エビコロッケ”。伊勢エビの殻とミソを乾燥させ、オーブンで香ばしく焼きあげたものを粉末状にして、クルマエビ入りのベシャメルソース(牛乳で作った白いソース)とあわせて具を作る贅沢なクリームコロッケ。伊勢エビの濃厚な旨みと、香ばしい風味が堪らない味わいだ。...»
お伊勢さんのお膝元にある河崎町はかつて「伊勢の台所」と呼ばれ、伊勢志摩でとれたばかりの魚が船で運ばれた。魚の旨味が十二分に引き出された深い味わいと、シコシコと張りの有る歯ざわりが心地よい「伊勢かまぼこ」。材料は白身魚、塩、水、砂糖、味醂ときわめてシンプル。上質の魚を新鮮なうちにすり身にし、季節、種類で変化する魚の肉質、塩加減、すり具合と職人の経験と技を合わせて作りあげる。今も昔も、地元の人だけでなく「お伊勢さん」を訪れる人々に親しまれている。...»
「あのりふぐ」は、安乗(あのり)漁港を中心に水揚げされる体重700グラム以上の天然トラフグのこと。トラフグの料理と言えば、体の芯から温まる「てっちり」や、料理人の技が光る「てっさ」、皮を細かく刻んだ「てっぴ」や「唐揚」等が定番。安乗の料理旅館等で「あのりふぐ」のフルコースを頼めば、ひれ酒・てっぴ・てっさ・てっちりなど、フグのさまざまな部位が味わえる。近年では、それぞれの店が定番料理の他にも新しい料理の創作に取り組んでいる。旬は10月上旬~3月上旬。...»
貯蔵が難しいさつまいも(ハヤトイモ)を腐らせないよう煮て乾燥させ、子どもや海女のおやつ、漁船員の保存食として食べられてきた、志摩地方の郷土食。別名「煮切り干し」とも。冬の冷たい西風に当てると甘味が増すので、作業は毎年11月末頃から年内いっぱい、作業は夜明け前から始まる。気温が高いと甘味が減り、雨が続く時は天日干しができない等、天候に気を遣う。もちろんそのままでも美味しいが、米に緑豆・ササゲを少々加え、豆が煮えたらキンコを加えて蒸らし、次第に米を加えて炊く、きんこ飯も美味しい。...»
地元産の「御薗大根」をはさ掛けし約2週間の間、天日で乾燥させ、米ぬか、塩、柿の皮、なすの葉、唐辛子を用いて漬込み、長期間常温で乳酸菌発酵、熟成させた昔から伝わる製法でつくられる漬物。 【歴史・由来】沢庵和尚により伝わった沢庵づくりは江戸時代からはじまったとされ、現在の主な原材料となる「御薗大根」は昭和初期に三重県農業試験場がたくあん用に伝統品種を改良しつくったものだ。繊維質が豊富なため歯ごたえが良く、乾燥させると甘みが増し、美しい黄金色になることが特徴。 【食べるシーン】ご飯のおかずはもちろん、お酒のおつまみなど。 【提供店】伊勢市の漬物店など。 伊勢たくあんは、江戸時代の後期に伊勢市...»
三重県で生産されている地鶏である“伊勢どり”、別名で錦爽どり。鶏肉特有の臭みを抑え、やわらかい歯ざわりで、コクのある旨みが楽しめる鶏肉だ。飼育時に木酢酸をあわせた飼料を与えているのが特徴で、それがおいしい伊勢どりを生み出す秘密になっているようだ。伊勢どりは、伊勢地域をはじめとした各地の飲食店で味わえる。焼き鳥や焼肉はもちろん、臭みがないため、様々な料理に用いられ、そのコク深さを堪能できる。低脂肪、低カロリーなので女性も安心して食べられる。...»
地鶏よりも身近に、ひと味違う美味しさの鶏肉を作りたいという思いから開発された「伊勢赤どり」は、太陽の光が燦々と降り注ぐ鶏舎(一部ウィンドレス)で、約75日という長い期間飼育される。健康でしまった肉質の鶏になるよう、鶏達が運動するのに十分な広さを確保し、坪当たりの飼育数も一般のブロイラーより2、3割少なめ。長期間飼育することで、イノシン酸などの旨み成分が肉に蓄積され、適度に脂ものる。飼料に木酢酸を加えることで鶏肉の臭みを抑え、抗生物質の残留チェック等も行い、安全で良質な鶏肉を提供している。...»
志摩市の英虞湾や的矢湾は、豊かな海の恵みと美しい自然景観で知られ、国立公園に指定されています。冬になると、リアス式海岸の特徴である入り組んだ海岸線に沿って、あおさを養殖する網がびっしりと張り巡らされます。 志摩市のあおさは全国生産量の約3割を占め、この地域を代表する特産品です。あおさはほとんどカロリーがないため、食事によるカロリー摂取を抑えてくれます。また、食物繊維やカルシウム、ビタミンA・Cを含む、バランスの取れた天然の健康食材です。...»
大内山酪農(協)に加入する三重県下32名の酪農家が育てた乳牛から搾った生乳を、HACCPの手法を取り入れた衛生的な生産施設を使い、殺菌・均質しただけの成分無調整牛乳。「良質な牛乳は健康な乳牛から」を合言葉に、家族のように大切に育てた牛から搾られた牛乳は、ヨーグルトや乳飲料・バターなどの乳製品・アイスクリーム等にも加工される。エサは安全確保のために農薬検査を行い、良質で嗜好性のよいものを選んで与える。 また、乳牛にストレスを与えないよう、快適に過ごせる牛舎の環境作りも大事にしている。...»
伊勢えびは、三重県では志摩半島を中心に漁獲されているが、県漁業調整規則により5/1~9/30(一部9/15)を禁漁として産卵期の保護を行っている。また、漁獲された伊勢えびの中に稚えびが混ざると放流するなど、資源保護にも努めている。このような規制と努力を行っている結果、三重県の漁獲量は長期間にわたり変動が少なく、安定した供給が続いている。そのままお造りはもちろん、二つに割って直焼きした鬼殻焼き、だしが格別な味噌汁など調理の幅も広い。縁起ものとして神事や祝い事には欠かせない食材でもある。 旬 1月 2月 3月 4月 10月 11月 12月 ...»
暖かな黒潮とプランクトン豊富な伊勢湾からの海水、山の養分を含んだ川の水が流れ込み、程良く混ざり合う生浦(おおのうら)湾。栄養豊かな汽水とリアス式の穏やかな入り江は、牡蠣の養殖に最も適した環境。そんな牡蠣にとって恵まれた環境で育つ「浦村かき」は、成長が早く1年で収穫できることから「1年牡蠣」とも呼ばれる。小粒のため、「甘さ」「旨味」「風味」が凝縮され、牡蠣特有の苦みや臭みが少なく、その身はプルンと弾力性のある食感だ。 旬 12月 1月 2月...»
表面に何本もツノが出ているサザエは、主に外海で育ったもの。しかし、「丸腰サザエ」と呼ばれる角がなくツルッとした内海育ちの種類もある。伊勢志摩では角のある外海のサザエが多く、鳥羽離島地域では6~9月にかけて、南鳥羽では11~12月にかけて、主に海女漁で獲るが、伊勢えびを獲る刺し網にもよくかかる。刺身や壺焼きなどで磯の香りをダイレクトに食するのがお薦め。熱々を頬張るとほろ苦さと共に海の恵みを堪能できる。内臓のしっぽの色がクリーム色なら雄、緑色なら雌である。 旬 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 ...»
三重県ではクロアワビ、メガイアワビ、マダカアワビの3種が水揚げされる。刺身やバター焼きなど、シンプルな食し方が美味しい。贈答品の印に使う「のし」や「のし袋」には、元来アワビの肉を外側から薄く長くはぎ、 乾燥して伸した「熨斗(のし)アワビ」が用いられていた。今でも全国で一箇所だけの神宮に奉納する熨斗アワビを作る御料鰒調整所が鳥羽市にあり、地元の人の手により受け継がれている。また、消費者に安全を届けるべく、伊勢えびと同様にあわびも産地を明確に保証するタグ表示を直販事業を行う漁協を中心に行っている。 旬 7月 8月 9月 ...»
伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘にかけての海域で漁獲される、体重700グラム以上の天然トラフグのことを“あのりふぐ”という。安乗(あのり)漁港を中心に水揚げされることからその名がついた。冬に旬を迎えるあのりふぐは、寒風が吹きつける海上で、釣針一つ一つに餌を付けながら延縄を海に仕掛ける大変厳しいものである。1匹ずつ釣り上げられると、中で傷がつかないように歯を切り取ってからイケスに入れられる。てっさ・てっちり・唐揚げ・雑炊と定番料理から創作料理までメニューは豊富。淡白な中にある深い味わいを堪能できる。 旬 11月 12月 1月 2月 3月...»
宝彩エビとは安乗漁港に水揚げされる「天然車えび」のこと。三重県志摩市の安乗(あのり)漁村では、昭和初期、鯛の一本釣りが盛んで、そのエサとなるマドロというエビをとる際に、当時はとる習慣のなかった車エビが一緒に網にかかったという。これを見た漁師の片山重吉氏は、車エビを大量に確保するために、絹のような細い糸を使った「宝彩網」を考案。「細い網」を使った漁をしたことから「ほそいあみ」がなまって、「ほうさいあみ」から「宝彩網」と呼ばれるようになった。これが日本の車エビ漁の始まりといわれ、片山氏の功績は高く評価された。この話にちなんで安乗漁村でとれた車エビは”宝彩エビ”と呼ばれるようになった。大ぶりでコリコ...»
「生姜糖」は、生姜汁に砂糖水を合わせてよく煮詰め、型に流し込んで固めたお菓子。交通の便が未発達で旅行にも時間がかかった時代。保存技術などが発達していない時代には、日持ちのする「生姜糖」は、伊勢土産の代名詞ともなっていた。元来、伊勢神宮へお供えされた神饌のひとつであったと言われており、現在は伊勢神宮近辺の和菓子屋や土産物屋で手に入れることができる。神宮大麻と呼ばれる伊勢神宮のお札を模した縦長の六角型、剣菱型のものなどがある。 伊勢神宮 内宮の宇治橋から徒歩1分に位置するおはらい町に、大正時代から観光客を迎えてきた老舗店「二光堂(にこうどう)」があります。 二光堂の歴史を振り返ると、明治末期に...»
430年以上も前から伊勢神宮へ舟参宮する旅人をもてなしてきた老舗「伊勢角屋」。この地の名物、二軒茶屋餅を製造販売する傍ら味噌や醤油の製造も行い、平成9年より地ビールの醸造を開始した。こだわりの原材料を手作業で仕込み、未ろ過、熱殺菌なしで造られる“伊勢角屋麦酒”は、2003年の世界大会「オーストラリアン・インターナショナル・ビアアワード」で、部門金賞とベストオブクラスウィナーズに選ばれて世界一の称号を獲得した。また、明治時代に伊勢河崎で造られていた幻の麦酒を復刻させた“神都麥酒”も人気が高い。...»
サメの干し肉は古くから伊勢神宮のお供え物にもされており、伊勢庶民にとっては一般的な食材のひとつだという。“サメのタレ”は、伊勢の郷土食で、塩か味醂に漬け込んだサメ肉を、天日干しさせたもの。好みの大きさに切ってから、オーブン等で軽く焦げ目がつく程度に炙るとおいしく食べられ、歯応えが良く、噛むほどに出る旨みは、ご飯のおかずや酒のつまみにぴったりだ。サメ肉に多く含まれるコンドロイチンは、美肌や骨粗しょう症予防に効果的といわれ、女性には特におすすめしたい。...»
誕生は宝永四年(1707年)。おもちにこしあんをのせたもち菓子が箱の中で整然と並ぶその姿は、誰もが知っている伊勢の代表的名物。形は伊勢神宮神域を流れる五十鈴川のせせらぎを形どり、あんにつけた三筋の形は清流を、白いおもちは川底の小石を表している。伊勢や名古屋、大阪方面からの土産として購入されることが多い。”赤福”という名前は、「赤心慶福(せきしんけいふく)」に由来するという。これは、「赤子のような、いつわりのない真心を持って自分や他人の幸せを喜ぶ」という意味がある。...»
長年に渡って献上品にも用いられている三重の銘菓。鶏卵、小麦粉、砂糖をあわせ、薄く焼き上げたせんべいで、表面に絲印(いといん)が押されていることからこの名前が付いた。絲印とは、室町時代に中国より輸入されていた生糸と一緒に送られてきた銅印のことを指し、取引の受領印として使われていたという。これらの絲印は、取引とは関係のない文面や文様が彫られているものも多く、その風雅さと精工な造りから工芸品としての価値も高かったといわれる。...»
「太閤出世餅」は、その名の通り関白太政大臣にまで出世した豊臣秀吉に由来している。秀吉が戦国武将蜂須賀小六のお供で伊勢神宮に参拝した折、立ち寄った茶屋で焼いて食べた餅菓子をとても気に入り、美味しそうに食べたことがこの焼き餅のはじまりだと言われている。餅の中には粒あんが入っており、皮はやわらかで甘くモチモチ。それに淡い焦げ目がつけられている。秀吉が関白太政大臣にまで出世したことから、縁起のよい土産物として喜ばれている。...»
日本人の心のふるさと伊勢神宮からほど近く、古くから親しまれている三重銘菓が1910年(明治43年)創業の岩戸屋の「岩戸餅」である。日本古来より伝わる民族芸能、神楽。古事記や日本書紀では、天の岩戸開きの際、天売受女命が神懸かりして踊ったことから始まったともされており、その岩戸神楽にちなんで作られた。厳選されたもち米と北海道産の小豆を使用され、表面にはたっぷりのきな粉がまぶされ、中にはこし餡が仕込まれている。上品で優しい甘さが好評で、県の内外を問わず親しまれている。...»
伊勢路の名物へんば餅は、1775年(安永4年)に伊勢神宮の参宮街道の宮川の畔の返馬所で、参拝客に餅を振舞う茶屋として創業した「へんばや商店」の和菓子。二百余年前、当時宮川に橋はなく伊勢参拝の旅人達はここで馬や籠から降り、渡しでお伊勢さんに向かっていた。へんば餅は、この渡し近くの茶店で売られていた餅で、ここから馬を返し参宮されたため何時しかへんば(返馬)餅と呼ばれるようになったという。餅は丸く平らに潰した形で、両面に焼き色があり、餅の中に漉し餡が入っており、軽く焼き上げたこげ目の香ばしさとこし餡のさっぱりした味が楽しめる。...»
昔、参宮街道のはずれの峠に創業1832年の茶屋があり、そこにおきんという老婆がいた。おきん婆さんがよもぎの新芽を餅について混ぜ、丹精込めて作った香り高きヨモギ餅が、旅人に好評を得て、いつしかこの茶屋は「おきん茶屋」、餅は「おきん餅」と呼ばれるようになった。この餅の特徴は、なんと言っても絹肌のような柔らかな舌触り。また個別包装になっていることもあり、数日たってもお餅がやわらかいままで、美味しくいただける。...»
「鳥羽国際ホテル」は、鳥羽湾を見渡すもんど岬の高台に建つ伝統と格式のあるホテル。美しい鳥羽の海を眼下に香り高いコーヒーを味わえるラウンジで、人気があるのが“チーズケーキ”だ。 創業時にフランス料理のデザートとして作られた味を継承している。厳選した材料と50年以上変わらぬ製法で作られるチーズケーキは、やわらかなスポンジとまろやかな甘蜜の組み合わせの絶妙さ。口の中で広がる芳醇な風味に思わず頬がほころぶ。 「熟成チーズケーキ」、アップル、ブルーベリー、抹茶、黒糖味がある。お取り寄せ商品としても扱っているが、できれば、現地で鳥羽湾を一望しながらのゆったりとしたティータイムに楽しみたい。...»
1919年(大正8年)創業の山村乳業で、毎日新鮮な生乳を仕入れ、85℃で15分間ゆっくりとかき混ぜながら殺菌(パスチャライス殺菌)した成分無調整の“山村牛乳”を使って作られている”山村プリン”。手間と時間をかけて丁寧に殺菌した牛乳本来の豊かなコクや芳醇な香りをそのままに、三重県松阪市から取り寄せたその日産み立ての卵を混ぜ合わせ、ビンに入れた状態で、じっくり低温で焼き上げられる。牛乳のコクと優しい卵の風味がクセになるまろやかさで人気があり、通常の山村プリンの他、甘さを控えめにしてカラメルソースを少しほろ苦くした“おとな味”もある。...»
三重県は、お茶の栽培面積・生産量・生産額が、静岡県、鹿児島県に次いで多く、特にテアニンを多く含んだ「かぶせ茶」の生産量は全国1位で、三重県全体の生産量の約3割を占めている。「かぶせ茶」は北勢地域で多く生産され、その名の通り黒いネットなどで茶の樹を覆い、直射日光を遮って育てる。柔らかく渋みが抑えられた茶葉で、旨み成分が多くまろやか。玉露と同じ栽培法だが、覆う期間は短めである。その他にも、「煎茶」や煎茶の倍以上蒸して作る「深蒸し茶」が多く生産されている。...»
「現代にも神代がそのまま生きている、古式ゆかしい伊勢の町」という言葉に由来する勢乃國屋(せのくにや)の「神代餅」。「赤福餅」や「二軒茶屋餅」など、数々の名物餅、そして餅屋が軒を連ねる伊勢の参道にあって、唯一の草餅だ。玄米から精米したもち米を杵でつき、天然のよもぎから香りと色をだし、保存料や着色料などの添加物を一切使わずに、創り出された本格派。中にほどよい甘さのつぶあんが入ったひと口サイズのお餅。やわかな餅の食感と、自然の香りに心も安らぐ。観光の合間のちょっとしたひと息に、お茶とともに頂いてはいかがだろう。...»
天正時代、尾張や三河方面から伊勢に訪れる参拝客はみな渡し船で伊勢湾を渡ってきた。その船着き場には、餅を売る店「角屋」、うどんとすしを出す店「湊屋」の合計2軒しかなかった。「二軒茶屋餅」は、まさにその名の通り、この二軒に由来していると言われる。二軒茶屋餅を作る角屋の創業は天正年間(1575年)。もち米を水につけて蒸し上げ、臼で充分につく、代々受け継ぐ生餅の製法を貫いている。二軒茶屋餅は、こし餡を薄い餅皮で包んで、きな粉をまぶした、昔ながらのきなこ餅。とてもやわらかい生餅に、上品でさっぱりとした甘さのこし餡、挽きたての香ばしいきな粉の味わいが、どこか懐かしい美味しさということでうけている。「赤福」...»
2000年にわたって伊勢神宮に供えられている“あわび”。この風習は、「天照大神(あまてらすおおみかみ)」を祭る土地を探し求め、国々を巡った「倭姫命(やまとひめのみこと)」が、国崎を通った際に、海女が献上した“あわび”にたいそう喜んだことから、始まったと伝えられる。伊勢せきやの“姿煮 あわびごはんの素”は、国産アワビの姿煮を、内殻付きでのせた豪華な炊き込みご飯の素。風味が溢れる柔らかいあわびの身が味わえる。アワビの旨みが凝縮された汁で炊き上げるため、お米に磯の香りがしっかりと染み込み、ほろ苦くてコクのある肝や、彩りを添える野菜も入っているのが嬉しい。...»